木曽の大型B型客車V


2000年に発売されたものを2004年に改良再生産しましたが、この製品も早い段階で完売になってしまいましたので、実に20年ぶりに最後の再生産をすることに致しました。

当時の外観図はモノクロだったもので、「みやま号」用の客車と、王滝営林署の管轄のB13との色の違いが分かりにくなったのですが、これでハッキリ分かると思います。
 王営B13は「王滝の大型B客No.14」と同様に明るい赤色を、その他は暗い赤色をしています。

「みやま号」用の客車でも上松運輸管理署のB3は連絡員専用席部分を表す黄色い帯があるのは分かりやすい違いですが、この上運B3のみは車体裾の垂木がカバーされており、その他の上運B4・10・12・13・15・16もドアーの位置が違ったりしていて、それぞれが変化に富んでいます。

王営B13の岩崎製後期型台車以外は日本農林機械製台車を履いていますので、これは新しい台車に履き替えて「V」として再生産です。
 いずれも車内には座席が装備されており、上運B3には仕切り板もあるのは初回製品から不変です。




今回も黄色い帯が特徴の「連絡員室付」上運B3の他、車体裾の太い垂木が印象的なタイプを3種類発売致します。
 扉が向かって左側に付いている上運B4・15・16、右側の上運B10・12・13、唯一岩崎レール製後期型台車を履いた王営B13。いずれも魅力的です。

上運B3、上運B4・15・16や中段右側の上運B10・12・13はキャブフォワードに牽かせて王滝森林鉄道の看板列車「みやま号」に仕立てるもよし、王営B13は従業員輸送のイメージで5tDLに牽かせるとアンバランスな魅力が感じられるでしょう。



上運B3


上運B4・15・16


上運B10・12・13


王営B13



 

 

写真:左上=上運B3、左下=上運B10・12・13、右上=上運B4・15・16、右下=王営B13
撮影:丹羽雄二(カラー)・巻本彰一(モノクロ)



*上運B3
*上運B4・15・16
*上運B10・12・13
*王営B13

トータルキット 各\14800、未塗装キット 各\29600、塗装済完成品 各\37000



今回は少しでもお求めやすい価格を実現するために、箔押しの化粧箱を廃して袋詰め包装と致しました。
  (未塗装キット・塗装済完成品の場合は専用ラベルを添付した汎用箱に無償でお納め致します。
   また、トータルキットでこの箱を御希望の方には実費\800でお分け致します)




製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(木曽用)」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用リンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。

朝顔カプラー(木曽用)\500(2個入) 朝顔カプラー用ピン\1500(10本入) 朝顔カプラー用リンク\500

塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-01 グラスグリーン」「MWC-02 ディープブラック」「MWC-06 ダークレッド」「MWC-13 ダークイエロー」「MWC-15 ライトレッド」と「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-17 ダークグレー(ウェザリング用)」「MWC-52 MWシンナー(1リッター)」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。

車体標記ナンバーは別売の「アルプスモデル製木曽インレタA」を、王営B13の安全マークには「アルプスモデル製インレタC」をお求め下さい。




木曽町在住の中村さまからお預かりしている写真の中に、王営B13が使われているカットがありましたので、掲載させて頂きます。
小型のB客と組んで129号機に牽かれていますが、なかなか魅力的なカットだと思いませんか?



*この製品は、受注開始をして一か月ほど様子を見て、その数に端数を加えた数量(例えば受注数が58両でしたら60両にして)を製造する方法にさせて頂く事に致しました。
従いまして、発売後の在庫はそれぞれ5両以下の極少量ということになりますので入手困難が予想されます。
御希望されるお客様は可能な限りお早めに御予約される事をお勧め致します。(2024.07.21)



*本日を持ちまして受注数量をまとめて、製造に入ります。 残りは各5両以下となっておりますので、まだ御予約をされていない方で入手希望の方は、お早めに御予約される事をお勧め致します。(2024.08.21)



*現在の在庫状況はこちらを御参照ください。



「木曽の大型B型客車U」キット組立講座



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