シリーズ立山砂防軌道
立山砂防の北陸製モーターカー


「シリーズ立山砂防軌道」のマスコット的な存在、それが北陸製モーターカーです(^^♪。
 立山砂防軌道は工事用の軌道ですが、同じ工事用とはいえ利根川の客土工事や葛生の石灰石運搬とは異なり、どこか林鉄のような雰囲気を持った軌道です(過去形でないのが凄い!)
 ですから、線路延長は僅か18.5kmですが、連絡用のモーターカーが活躍しています。

ボクは立山砂防軌道に過去3回訪問していますが、最初に訪問した1979年8月にこのモーターカーに乗せて貰い終点の水谷出張所まで行きました。
 その際に水谷でタップリと時間があったので、3ページに及ぶ詳細な採寸をしていたのが、ようやく40年後に陽の目を見た事になります(^_-)。

1972年の北陸製ですから角ばった近代的なスタイルをしていますが、前後の大きなHゴムの窓やドアーなど、解放的な結構カッコイイ車両で、一連の木曽のモーターカーとは一線を画した魅力があります。

なお、実際の軌間は609mmで1/87に縮小すると7mmとなりますが、製品化にあたっては一般的な9mmで製造しております。





模型製品について

1.美しくエッチング処理された真鍮板をプレス加工で仕上げられたボディーは、手にした時の充実感ま
  でをも味わって頂けます。

2.それに加えて随所に使われている細密なロストワックス部品の数々は、適材適所の効果を上げて工芸
  品的な魅力すら醸し出しています。

3.この製品では正面足元の通風ダクトが開いた状態に、また後部窓が開いた状態にも出来るように設計
  されております。したがって、未塗装キットや塗装済完成品ではどちらかをお選び頂けるようになっ
  ております。開いているのが「夏姿」、閉じているのが「春秋姿」です。

4.今回の製品ではKATO製動力を使用する事により安定した走行をお楽しみ頂けます。

5.その動力とはこの路面電車に使われているもので、台車の中にその動力機構がスッポリと納まってい
  るのが特徴です。

6.ただ、残念ながらこの動力をKATOから単体で提供して貰う事が叶わなかったため、製品に入れる
  事が出来ません。
   したがって、KATO製「富山ライトレール(税別標準価格\9500)」を別途お求め下さい。
  1両購入頂ければ2個の動力が発生します。

7.下の写真のように台車の一部をカッターで切り取り、リード線を半田付けするだけですので、塗装済
  完成品を御希望される方でも車体標記を転写する程度の気軽さで出来ると思います。

8.一応、朝顔カプラーは連結できる構造にはなっておりますが、この製品はKATO製動力を使用する
  関係上から、残念ながらさほどの牽引力は期待できません。この点を予め御了解ください。

 



ボディーキット ¥13800

ボディー未塗装キット 夏姿・春秋姿 各¥27500

ボディー塗装済完成品 夏姿・春秋姿 各¥34300



今回は少しでもお求めやすい価格を実現するために、箔押しの化粧箱を廃して袋詰め包装と致しました。
  (未塗装キット・塗装済完成品の場合は専用ラベルを添付した汎用箱に無償でお納め致します。
   また、トータルキットでこの箱を御希望の方には実費\600でお分け致します)




製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(立山砂防用=沼尻・木曽用と同じです)」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用リンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。

朝顔カプラー(立山砂防用)\500(2個入)、朝顔カプラー用ピン\1500(10本入)、朝顔カプラー用リンク\500

塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-02 王滝営林署DL用ブラック」「MWC-11 建設省グリーン」「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-17 ウェザリンググレー」と「MWC-52 MWシンナー(1リッター)」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。

車体標記ナンバーは、このシリーズとリンクして発売される別売のアルプスモデル製・立山砂防インレタCをお求め下さい。





ロストワックスの一部のサンプルが出来上がってきました。
左上から時計まわりに、ドアー(大)、エンドビーム、後部窓ヒンジ、通風ダクトカバー、
軸受、ブレーキシュー、ハンドブレーキ、排気管、です。(2019.05.19)



*現在の在庫状況はこちらを御参照ください。



「立山砂防の北陸製モーターカー」キット組立講座



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