立山砂防の5tDLV*北陸製Tld-251 これまで発売してきた「立山砂防の5tDL」はいずれも酒井製でしたが、今回初めて北陸製の5tDLを製品化致します。 この機関車は昭和47年製で、立山砂防軌道として初めて導入された記念的な北陸製5tDLということになり、それ以降は現在に至るまで脈々と北陸製が増備されています。 また「Tld-xx」という機関車番号もこれが最後になり、この後からは「54-10-59」といった命名方式に変更になりました。 台形の屋根形状は酒井製と同じですが、ボンネットのスタイルは歴代の中でも唯一丸味を帯びた独特のもので、この機関車を印象づけています。 また前後ともにHゴム支持の2枚の開き窓というのも特徴的で、キャブ下の露出したブレーキ装置ともども、実に魅力のある存在です。 なお、実際の軌間は609mmで1/87に縮小すると7mmとなりますが、製品化にあたっては一般的な9mmで製造しております。 模型製品について 1.美しくエッチング処理された真鍮板をプレス加工で仕上げられたボディーは、手にした時の充実感ま でをも味わって頂けます。 2.それに加えて随所に使われている細密なロストワックス部品の数々は、適材適所の効果を上げて工芸 品的な魅力すら醸し出しています。 3.特徴的なキャブ下左右のブレーキ装置は、細密なロストワックス製としましたので、立体的な軸受ま わりと相まって、見応えのあるディーテールとなるでしょう。 4.様々な林鉄用DLの製造で培ったノウハウを生かして、小型でありながらもパワー溢れるものに仕上 がっております。 5.それに寄与しているのが当社独自の3点支持式動輪の採用。これにより集電効果も良くなるばかり か、粘着性能も向上しますので、牽引力の増大も確認されております。 6.当社独自の朝顔カプラーシステムを採用しておりますので、実車さながらにピンとリンクで連結し、 外観的にも申し分ありません。 7.前後の窓は開いた状態にも出来るように設計されています。 未塗装キットや塗装済完成品を御希望の方は、中央窓が開いた「夏仕様」や閉じた「春秋仕様」の どちらかをお選び頂く楽しみもございます。 トータルキット ¥24800 未塗装キット 夏仕様・春秋仕様 各¥49600 塗装済完成品 夏仕様・春秋仕様 各¥62000 今回は少しでもお求めやすい価格を実現するために、箔押しの化粧箱を廃して袋詰め包装と致しました。 (未塗装キット・塗装済完成品の場合は専用ラベルを添付した汎用箱に無償でお納め致します。 また、トータルキットでこの箱を御希望の方には実費\800でお分け致します) 製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(立山砂防用=沼尻・木曽用と同じです)」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用リンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。 朝顔カプラー(立山砂防用)\500(2個入)、朝顔カプラー用ピン\1500(10本入)、朝顔カプラー用リンク\500 塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-02 ディープブラック」「MWC-11 ライトグリーン」「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-17 ダークグレー」と「MWC-52 MWシンナー(1リッター)」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。 車体標記ナンバーは、このシリーズとリンクして発売される別売のアルプスモデル製・立山砂防インレタBをお求め下さい。 DCC運転をされる方へ この機関車は超小型のため、一番小さなデコーダー「Digitrax製DZ126」でも搭載する事が出来ませんので、何卒ご了承願います。 左側は鉱車を従えて係留中の姿(撮影:青森恒憲)、右はTld-752と並ぶ本機(撮影:森川幸一) 新規ロストワックス部品の量産品が出来上がってきました(^^♪。 左上から順に ラジエターグリル、後部ブラケット、台枠小物、ブレーキテコ、ブレーキシリンダーです。 どれも素晴らしい出来栄えなのですが、秀逸はラジエターグリルで、塗装の便や細いプロテクターを綺麗に出すために網目部分を別部品にしたのですが、気持ち良くスッと組み合わさり、やはり中国生産から日本製に切り替えて良かったと思いました(*^^)v。 ただ、コストが掛かってしまうのですが、それは今のところ企業努力で何とか頑張っています(^_-)。 (2020.07.01) アルプスモデルからこの製品の為に開発された「立山砂防(B)」インレタが出来上がってきました。(2020.07.29) *現在の在庫状況はこちらを御参照ください。 |