木曽のロータリーDL No.120(冬姿・夏姿) 2012年に創業20周年記念製品として発売された製品でしたが、30周年を昨年に迎えたことですから、再生産することに致しました。 この120号機はロータリーヘッドを装着すると自走出来なくなってしまう、という構造から、パワフルなキャブフォワードに押される雄姿はかなりカッコイイものがあります。 また、作業員輸送のために上松のB17客車やC型客車を従えるその姿は、いっぱしの編成美とも云える立派なものでした。 雪の季節も終わればロータリーヘッドは外されて、その代わりにエンドビームには死重を装着し、排気管もストレートなものに交換されていたようです。 また、晩年には上松の構内で入換作業に従事していたことから、ボンネット上にはバックミラーも装着されていた姿も記録されています。 整備重量わずかに5tというイメージからは想像出来ない力強さが、その姿から醸し出されています。 模型製品について 1.何と言ってもこの機関車の最大の特徴であるロータリーヘッドは、6つのロストワックス部品で構成 される非常に凝った内容になっています。 2.冬姿と夏姿とでは部品の構成が異なりますので、トータルキット&未塗装キットは「いずれかの姿に 出来る」ものではなく、全く別の製品として発売致します。 具体的には、冬姿はロータリーヘッドを装備し、屋根上に伸びるマフラー付排気管の姿、夏姿はロー タリーヘッドを外す代わりに死重をエンドビームに装着し、排気管はボンネット上に直タイプ、バック ミラーを左右に装備した姿です。 3.実車ではロータリーヘッドを装着すると自走出来ない仕組みになっていましたが、模型製品では自走 可能になっています。ただし、ローターは精密感を追及したディテールになっているため回転は致しま せん。 4.これもワンオフの部品なのですが、φ4.0の従輪は特徴ある6個の穴明きスポークを忠実に再現致し ました。 動輪は今や5tDLの標準装備となった「軸箱可動式」ですので、集電効果や粘着度は抜群です。 5.とかくロータリーヘッドに目を奪われがちになってしまいますが、キャブフォワードと同様にかなり 立体的な下周りに仕上げておりますので、連結した際の迫力も申し分ありません。 実車同様にキャブフォワードやB型やC型の客車と組んでお楽しみ下さい! 冬姿 トータルキット ¥32000 未塗装キット ¥64000 塗装済完成品 ¥80000 夏姿 トータルキット ¥26000 未塗装キット ¥52000 塗装済完成品 ¥65000 今回は少しでもお求めやすい価格を実現するために、箔押しの化粧箱を廃して袋詰め包装と致しました。 (未塗装キット・塗装済完成品の場合は専用ラベルを添付した汎用箱に無償でお納め致します。 また、トータルキットでこの箱を御希望の方には実費\800でお分け致します) 製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(木曽用)」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用長いリンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。 朝顔カプラー(木曽用)\500(2個入)、朝顔カプラー用ピン\1500(10本入)、朝顔カプラー用長いリンク\500 塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-01 グラスグリーン」「MWC-02 ディープブラック」「MWC-03 クリーム」「MWC-04 マルーン」「MWC-06 ダークレッド」および「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-17 ダークグレー」と「MWC-52 MWシンナー(1リッター)」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。 車体標記ナンバーは「アルプスモデル製木曽インレタA(\800)」をお求め下さい。 DCC運転をされる方は別売の「Digitrax製DZ126デコーダー」を一緒にお求め下さい。 また、塗装済完成品でも御希望の方には組み込みを致します。 DZ126デコーダー\3500 塗装済完成品に組み込みの場合はその価格から\4700UPとなります。 ロータリーヘッドの構成はヘッド本体、中の回転翼、前方の螺旋回転翼、後方の回転抑制クラッチ、からなります。 回転翼2種は赤く仕上げますので、本体を緑色に塗ったのちに填め込んで接着します。 同じ5tDLでもこれだけの大きさが異なります。 *この製品は、受注開始をして一か月ほど様子を見て、その数に端数を加えた数量(例えば受注数が58両でしたら60両にして)を製造する方法にさせて頂く事に致しました。 従いまして、発売後の在庫はそれぞれ5両以下の極少量ということになりますので入手困難が予想されます。 御希望されるお客様は可能な限りお早めに御予約される事をお勧め致します。(2024.02.04) *本日を持ちまして受注数量をまとめて、製造に入ります。 残りは各々5両以下となっておりますので、まだ御予約をされていない方で入手希望の方は、お早めに御予約される事をお勧め致します。(2024.03.03) *現在の在庫状況はこちらを御参照ください。 |