Chapter.20「皮を剥いた丸太」の巻

 

注文しておいたφ6とφ8のうち、φ6のバルサ丸棒が届いたので、皮むきをした丸太の表現を試作してみました。
左から順に
ダークイエローの溶液で染めたもの
バフの溶液で染めたもの
フラットアースの溶液で染めたもの
フラットアースにフラットブラックを混ぜた溶液で染めたもの
フラットブラックの溶液で染めたもの
それぞれの左側がバルサ棒を切っただけのもの
右側がステンレスのワイヤーブラシで傷をつけたもの

ディスプレイによって色味は若干違うかも知れませんが、今回ボクが欲しい「皮むきをした丸太」には、左から2番目の右側の「バフの溶液で染めたもの」がイメージに合いました。
皮むきをしたんだからツルツルの肌じゃないの?と思う方がいらっしゃるかも知れませんが、床柱ではないのですから磨きはかけていないでしょう。 そうやって考えると、バルサの丸棒を切っただけのものでは何か現実感がないように思われたからです。
したがってこの方法で量産してみることにしました(^^♪。
あと、伝家の宝刀その2として、クレラップを使ったブルーシートを作ってみました(^_-)。

PS:運材台車に乗せるには「フラットアースにフラットブラックを混ぜた溶液で染めたもの」の右側のが感じが良さそうですね。
但し、これは公称φ5mmのものですので、チョット細い感じがしますが。
ネットで検索すると一番多いのが公称φ8mmのものですので、そちらの方が良いかも知れません。

 

ブルーシートは製材所の中に置いた皮むき済みの丸太に被せてみました。
ついでにバンドソウも固定して、その周りにはおが屑を散らして木工ボンドで固定。
φ8の丸棒が来たらバンドソウにセットして屋根を固定します。
鉄橋にはt0.5のバルサ板で作った渡り板も追加しておきました(^^♪。

 

 

 

皮を剥いた丸太にブルーシートを被せた写真をFacebookに公開したら(この製作記はリアルタイムでFBに公開しているので)、FB友達でクラシックカメラの友人からNGのメールが届きました。彼は戦前から営業している材木屋さんです。

丸太に養生シートをかけて雨風から守ることは一般的には考えられず、蒸せて傷むので寧ろ風通しを良くしたいぐらい。
未乾燥材であれば蒸して直ぐ痛んでしまうので、一般的にはシートをかけず、風通しの良い屋根下に置くか雨ざらしです。
特に湿気の多い夏場は、直ぐカビが生えてムシが入って痛んでしまいます。
ブルーシートがかけられているとすれば、数年前若しくは数ヶ月前に製材して、ある程度乾いていて濡らしたくない出荷前の製材品の場合。
木場・深川で水に丸太を浮かばせている光景は、痛みから守っているのと、実は水に浸けて丸太から水分を抜いています。

とのこと。
持つべきものはその道の専門職の方ですね(^_-)。まさか木場で水に浸けているのは水分を抜いているためとは夢にも思いませんでした!
例え模型であっても、知ってる人に見られても恥ずかしくないものにしたいので、早速ブルーシートは剥がして、丸めて小屋の隅に置きました(^O^)。

ようやくφ8のバルサ丸棒が中国から届いたので、バフ色で薄く染めてヤードと製材所の中にセット(^^♪。
最後に製材所の屋根を接着して完成です(*^^)v。