Chapter.19「バンドソウを作る」の巻

 

 

製材会社ですから丸太と材木を並べておくだけじゃ物足りない。何か製材機械が欲しいのは人情です(^_-)。
まず頭に浮かんだのは、テーブルの上に丸鋸の一部が出ていて、テーブルの上に丸太を乗せて押しながら定尺に切っていくバンドソウ。
タモリと小松政夫がやってたあれです(^O^)。(2分40秒あたりから)
そこで「バンドソウ」「丸鋸」で検索して、自作も辞さないけれど、どんな格好をしているんだろう、と思って調べてみても、出てくる画像は今の機械は自動化されてるのばかりで、どうもイメージと違う(@_@)。
困ったな〜と思いながら、もしかしたら外国の模型メーカーで製品があるかも知れないと「さかつう」のサイトに行ってみたらありました。蒸気動力のが(^^ゞ。
でも無いよりましだし、これを使って一部は自作すれば何とかなるような気がして注文。
例によってバリだらけのホワイトメタル製で「テーブル」の長さは7cmほどのもの。
さてと、これをどうやってモーター化していくか、バリを取りながら考えてみます(^^♪。
あと一緒に注文したのが「伐採セット」。ノコギリの形は西洋風だし、使えるのはチェーンソウとジェリカンぐらいかな?とも思ったのですが、チェーンソウ欲しさに買ってしまいました(^O^)。

 

アメリカ製のキットらしく、やたらバリだらけで、反りなんかもありましたが、こういうものが製品で存在することに感謝して作りました(^O^)。
キットは蒸気動力なのですが、製材所の床下にモーターが据えられているという想定(言い訳)にしてみました。
ですからボイラーなどはゴミ箱へ。
このキットには脚が全く入っていないので、厚いプラ板を2枚重ねて糸ノコで台形に切り抜き、更に床面にはt0.3板でフランジを付けておきました(^_-)。
色は最初からグリーンにしようと考えていたのでフラットグリーンを塗り、塗料が乾いてからコピー用紙を黒く塗ったものでベルトを作ったり、付属の黒いゴム紐で作動部分のベルトを付けたり、この部分だけは無塗装とした丸鋸を接着しました。

 

出来上がったバンドソウを製材所の中に入れてみようとしたら柱が邪魔して入らない(@_@)。
やむなく屋根を剥がして入れてみたのですが、大きすぎてはみ出してしまう~(>_<。)~
流石にグワッシ!と詰まったのですが、しばし考えて短くして対処することにしました。
云わなきゃ分からないですからネ(^O^)。(これをお読みの方々だけは知ってる、、、)

 

外科医ブラックジャックの如く、糸ノコ片手にバッサリと切り開き、2/3の長さに詰めました。
そしてまたフラットグリーンを塗って、黒いゴム紐を掛けなおしてやり完成。
今度は流石に収まりましたが、狭い工場内、えらく作業がしにくそうですね(^O^)。



 

13話で御紹介したお客様から、次の作品ができましたと云って、写真を送ってきて下さいました(^^♪。
ボクはスペースの関係からこの建物は省略してしまったので、ボクがお送りした図面の中には入っていません。
つまり独自に設計されたものですから、大したものです(^_-)。
ボクが思わず返信してしまったのは、「おおおおお、ガゼッてますね〜!(ガゼットというアメリカのナローゲージ専門雑誌があり、そこに出てくる作品はワビサビのある風合ばかりなところから、珊瑚模型店のスタッフはこういう作品にこの言葉を使っていました=最大級の賞賛の意味です)」。
なかなかの作品です(*^^)v。