Chapter.16「川に水を流す」の巻

 

水を表現する素材はいつものレジン、ETデブコンです。
この素材はとにかく浸透性が抜群なので、ほんの僅かな隙間があるとザルのように流れ出してしまうので戦々恐々です(^O^)。
川底の部分はそれを考えてチャンと漏れないようにしておいたつもりなのですが、念のために新聞紙を何重にも敷いておき、上下端も二重にガムテープで補強しておきました。
説明書通りに原液と硬化液とを2:1で混ぜて、青いインクを3滴たらしておきました。
この色は混ぜている時は「足りなかったかな?」と不安になりますが、何故か硬化すると色が濃くなるので控えめの方が無難です。

 

 

紙コップ一杯を割りばしを使いながら流し込み。
「伝家の宝刀」たる水のざわめきを表現するフィルターは段差のある部分だけにしておきました。
これは1回目の流し込みですから、2回目になったら所々に埋め込んでみるつもりです(^^♪。
翌朝見てみたら羊羹ぐらいの硬さまで固まっていたので、2回目の流し込みをしました。
どんなに目張りをしたつもりでも、やはり僅かな隙間からレジンが流れ出していたようで、新聞紙にはその痕跡が残っていました(^^ゞ。
紙コップに残ったレジンも同様に固まっていたのですが、流し込む前の写真と見比べてみても判るように、固まると青みが増していることが分かります。

 

2回目の流し込みはインクを加えずに透明なままにします。
このとき注意しなければならないことは、「水は上流から下流に向かって流れる」という当たり前のこと。
ですから下流の方を少し持ち上げてやらないと、傾斜によって上流にはレジンが残らず、ひたすら下流ばかり水深が深くなってしまいます(^O^)。
まず例によってかき混ぜた割りばしを使って少しずつ流し込み。
そのあとで熱帯魚の水槽用のフィルターを小さく千切って埋め込んでいきます。
橋の上流に設置した段差部は少し大げさなくらい水を泡立たせた表現をするため、埋め込みながらも立たせてやります。

 

これで水たまりから流れる水へと変身しました(*^^)v。
進捗状況はときどき確認したいので、寝てしまう夜ではなく朝のうちにやっておいた訳です。