Chapter.11「地面を塗る」の巻

 

さて、地面の着色です。
コンクリートを打った建物の部分を除き、ありとあらゆる部分をフラットアースの溶液で塗っていきます。

 

途中でこの溶液は残り僅かになってしまったので新しく作ってやったのですが、大きなシンナーのボトル1本に対して、フラットアースの瓶1本の割合で薄めておきます。
ここで肝心なのは、先を急いで濃いものを塗らないこと。
濃い塗料を塗ってしまうと全くニュアンスをつけることは出来ませんが、薄い塗料を塗り重ねることによってそれが可能になるからです。
また舗装をした道路の部分にもフラットアースを塗ることによって、クッキリと「ここからは舗装道路ですよ」と主張することもなくなり自然な感じになります。
土の部分との境目もファジーになります。
皆さんの作品を拝見するとこれが「クッキリ」になってる場合が多く、不自然な感じがしています。
自然界を見回すと、雨も降れば風も吹く。それによってクッキリとした境目がなくなっているものです。

 

これを充分に乾かしてから、次はフラットブラックの溶液で更にニュアンスをつけていきます。

 

左の写真の手前の方はフラットブラックでの未着色部分なので、その違いはお分かり頂けるでしょう。
右の写真はその作業を完了した状態で、手前の畑の土も砂漠から肥沃なものに変身しました(^^♪。

 

 

フラットブラックの溶液を5回、ニュアンスをつけながら塗っていき、場合によってはデザートイエローの溶液を使ったりして、ようやく満足のいくところまで仕上げた地面。
朝起きて見てみたら程よい感じに仕上がっていました(^^♪。
塗ってるときと塗料が乾いたときとは感じが違ってきますので、それを予想しながら仕上げていくのですが、これは何度やっても難しいです。
そこで出来上がっている建物や橋を置いてみて、全体の色調などをチェック。
まあ、こんなもんでしょう(^O^)。