キット組立講座

立山砂防の雑貨物車*5-10-72型
行く夏への挽歌*夏姿への改造




何やら無性に新しい人車のドアーを開けた状態の模型を作りたくなってしまい、残り部品から拾い出して1両分確保しました(^^♪。
作業的には真ん中にあるドアーの半田付け用柱を撤去して、下方の角穴を大きくして上方の角穴と一体化させれば良いのでは?と思っていますが、これはやってみないと分かりません。

雑貨物車は人車が9人乗りなのに対して3人乗り(つまり片側の妻面にシートがひとつ)なのですが、最新の情報によると3両ある内の1両は人車のように9人乗りに改造されているようです。
しかしここはオリジナルの姿のまま、開けたドアーから積んだ荷物が見えるようにしたいと思っていますが、何を積もうか考えるのも大きな楽しみだったりします(^_-)。



1.ドアーを開けた状態にするため、側板を見ながら色々と考えたのですが、上の部分を残してコの字型に切り取ることにしました。
糸ノコで慎重に切っていき、切断面は平ヤスリで仕上げておきました。
万力はこのようなチャンとしたシッカリしたものと、半田付けの際に使うような「ただ保持してくれれば良いもの」と2個は用意しておくと良いです。

 


2.そうすると上の0.8mm幅の部分だけで左右が繋がっているという実に脆弱な構造になるので、この部分の裏側に0.5mmの真鍮角線を半田付けして補強しておきました。
更に、ドアーが開いた状態になるという事は車内が見えてしまうので、車体の補強の意味も含めて妻板と組み合わせて箱状にしたあとで、2mmピッチのスジが入ったt0.5真鍮板をH型に切り抜き半田付けしておきました。
この状態だと結構ガッチリしていて、ブラシで洗浄するのにも安心して出来るようになりました(^_-)。
あと、片側の妻面に付く3人分のシートも見えてしまうので、「立山砂防の人車」(マーク1のもの)に使った中央部用椅子の下をカットして使うことにしました。
まあ、他はキットの組立方法に従ったので、特記するようなことはしていません。

 


3.クリーム色に塗った車内をマスキングをして外側を国交省グリーンに塗ったり、屋根のダクトをマスキングして赤く塗ったり、はたまたエンドビームに立ち上がっている電気配線のポストをマスキングして床板を黒く塗ったりして、とりあえず塗装は完了! と思ったら積荷のことを忘れていました(^^ゞ。

 


 


4.積荷は月並みな木箱とかでは嫌なので、真鍮ブロックから切り出して「無蓋車で運ばない方が良い何やら危険なもの(^O^)」を2個作って黄色く塗り、0.2mmのロットリングで〇危と書いてからクリヤーでオーバーコートしておきました。
あとは水谷合宿所で自転車も必要かもしれないから(^O^)、エコーモデルの自転車も積むことにしました(^_-)。

 


5.そして別に塗っておいたドアーや屋根板を接着して出来上がり(*^^)v。
何だか夏休みの宿題をギリギリになって仕上げたような気分です(^O^)。

 






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