安曇木材への道



「木曽のホイットコム」は、もちろん木曽森林鉄道のものをプロトタイプとしていますが、実は他にも楽しい思惑があるモデルです。それは何かって?それではお話をしましょう。
  木曽のスタンダードたるSAKAIは、どこからみても林鉄機械の風貌をしているので「民間会社に払い下げられて第二の人生を送っている」といったイメージが作りにくい感じがします。それに対して、このホイットコムは林鉄のイメージがSAKAIほど強くないため、そういった楽しみ方を与えてくれます。つまりこうです。

  戦後になって国内メーカーも実力を付けてきたため、プリマウスやホイットコムを模範とした酒井工作所や加藤製作所といったメーカーの機関車を、木曽谷でも本格的に導入していきました。そこで余剰となった古い機関車たちは、或るものは他の中小営林署へ転属し、また或るものは民間へと払い下げられていきました。

  この物語は、そんな或るホイットコムを巡るものに仕立て上げられています。掲載は工作の進捗状況により不定期になりますが、最終的にはジオラマも含めた情景模型まで発展させるつもりですが、どうなることやら。
  では物語のはじまりはじまり。


Chapter.1 まずは製材所を見学に行くの巻

Chapter.2 機関車を使っていた製材所の写真を見るの巻

Chapter.3 車輛をイメージしてみるの巻

Chapter.4 実際に模型を作っちゃうの巻・人車編

Chapter.5 実際に模型を作っちゃうの巻・GL編