Chapter.5「地面の整形と橋の検証」の巻

 

 

大きなカッターを使って大まかに地面を削っていき、カッターでは凸面しか仕上げられないので、凹面はマイナスのドライバーでザックザックと削り、最終的には天が我が身に与えたもう爪で引っ掻いて仕上げていきます(^O^)。
 もう部屋中は削ったウレタンフォームが散乱していますが、これは普段使わない部屋だからイイようなものの、あとでチャンと掃除をしておかないとワイフから睨まれます(^^ゞ。
 これで地面の下地は出来上がったので、次は2本の橋を作ります(^^♪。

 

 

さて、2か所設定した橋を作るために実物の写真を検証してみました。
 この写真は歌登町営軌道のものですが、当社発行の「簡易軌道写真帖」のために集めたものです。
 歌登町営軌道は歌登停車場を頂点に、ヘの字のように歌登線と志美宇丹線がありました。
 最初の2枚は歌登線の橋で「北海道開発局 稚内開発建設部 歌登簡易軌道歌登線 現況写真帳」というものの複写、後者2枚は志美宇丹線の橋で「北海道開発局 稚内開発建設部 歌登簡易軌道志美宇丹線 現況写真帳」の複写です。
 歌登線のものはどう見ても赤には見えませんが、退色した色とも思えません。また、同線でも他の橋は赤く塗られていますので不思議です。
 志美宇丹線のものは明らかに赤ですが、最後の写真などは線路敷に雑草が生えていますから、もしかしたら廃線後に撮影されたものかも知れません。
 短いものばかりを選んでUPしましたが、長いものでも単純なデッキガーダー式のもので、橋脚の作りも同じようなものです。
 これで大体のイメージが掴めましたので、製作に入りましょう(^_-)。

 

まずは8mm厚と10mm厚のバルサ材で橋脚を作りました。
 前夜のうちにテクスチャーペイントを塗っておいたので、薄く溶いたXF-1 ブラットブラックでニュアンスを付けながらウェザリング(^^♪。