Chapter.4「ターンテーブルの製作」の巻-3

 

 

 

これは当社発行の「簡易軌道写真帖」のために北海道内各地の資料館などを周って集めた写真と、それ以降に集めた写真の中からターンテーブルが写っているものを抜き出してみものです。
 順に歌登町営軌道歌登停車場、志美宇丹停車場、別海村営軌道奥行臼停車場、上オソベツ停車場、標茶町営軌道開運町停車場、幌延町営軌道問寒別停車場です。
 これらはみな同じ構造になっていますので、恐らく北海道開発庁標準仕様だったのでしょう。
 転車台そのものはレール幅に単純な鋼材を組み合わせた長方体のもので、その両端下にコロが付いています。
 枕木もなく、レールは直に鋼材に溶接されているようです。但し、上オソベツ停車場、標茶町営軌道開運町停車場のものは枕木を介しているようです。
 色は赤(というか錆止めの鉛丹色)です。
 今日はウレタンフォームをザックザックと削っていく予定でしたが、このままターンテーブルの製作に突入すべく、松本の模型屋さんに行って、適当なプラ材(できれば5mm程度のプラ製チャンネル材)を買ってきて、転車台を作ることにしました(^^♪。

 

松本の丸善の3階には模型屋さんがあって、結構細かいものまで扱っています。
 目指すはプラ材のチャンネルもしくはH型鋼材の高さ5〜6mm程度のもの。
 流石に品揃えが良いので、目指すものがあったのですが、現物合わせでどちらが良いか分からなかったので、両方買っておきました(^_-)。

 

帰宅後に早速製作を開始(^^♪。
 5か所の補強材は両端のH部分をI型にカットしておき四角く組み立てていきます。そしてレールを接着。
 両端下部の滑車はどうやって作ろうかと思ったのですが、貨車の扉のその部分をカットして使う事に決定。ちゃんとハの字にセットして接着します。

 

支点の部分にもピットと同じようにボルスターを接着。
 出来上がったところでフラットレッドとハルレッドを3:1に混ぜたもので塗装。

 

タミヤのウェザリングマスターで少しウェザリングをして転車台は完成。
 実は松本に出掛ける前にピットの支点部分には、実物と同じようにコンクリートの盛り上げ部をパテで作っておきました。
 帰宅してみたらパテも固まっていたので、これをテクスチャーペイントで塗ってやり、全体をフラットブラックで汚して、更にレール部分をサビ色で汚してやりました。

 

転車台の塗装も乾いたので、ウェザリングをしてターンテーブルの土台に乗せてみました。設計通りに高さもバッチリ(*^^)v。
 嬉しくなって自走気動車を乗せてみました(^^♪。