Chapter.1「まずは台枠作りから」の巻

名無しのレイアウトというのもナニですから、一応考えてみたのが「春待町営軌道 上雪裡停留所」。
 「春待(はるまち)」なんて何となく倉本 聰の「悲別」のようでチョット臭い感じもしましたが、早春の情景を作るんだからイイかな?と思って命名しました(^^♪。
 「上雪裡(かみせつり)」というのは言わずもがな、鶴居村営軌道の「中雪裡」をもじったものです。

 

さて、名前もついたことだし、いよいよ制作に掛かります。
 大きさはガラスケースに入る条件もあって910x600mmとしましたので、尾小屋のレイアウトよりも少し小振りです。
 例によってホームセンターに行って4mm厚ベニヤ板と60x9mmの桧角材を購入。
 今回はフラットトップ方式ではないので、引き回しノコが活躍するだろうと思い、新しいものを買ってきました
 今まで使っていたものよりも刃の目が細かいものを見付けたので買ったのですが、どうしても引き回す時にノコを立てて切らざるをえないので、目が粗いと板がバタついてやりにくかったからです。
 これで少しは作業が楽になるでしょう(^^♪。

 

ざっとレールをピンで止めてイメージを掴んでみましたが、最小半径は150Rです。
 レール配置など、倉林さんのレイアウトのコピーなのですが、左手前には幌別町営軌道 音冬線 上茶呂停留所から「別海のタンクローリー積換施設」を移設するつもりです。
 なかなか良く出来たこの施設は、元はKMCの畑中さんからプレゼントして頂いたものなので、3度目のお勤めです(^_-)-☆。
 小判型に少し変化を加えて修正して、高低差を考えてみました。構内は120mmの標高にして、エンドレスの路盤も120mm。
 地面の方を60mmと低くして情景に変化を出し、川の水面は20mmとしました。
 ターンテーブルの大きさは自走客車がちょうど乗る直径100mm。
 機関庫(というよりも翌朝に備えた駐泊所ですね)は2両の自走客車が何とか納まる大きさとして、川べりは石垣を積んで護岸工事をしておきますが、これはお手の物(*^^)v。
 今までの経験から、川は護岸工事や川辺の傾斜などによって段々と狭まってしまうので、イメージよりも少し広くしておきました。
 こんな事をやってたらワイフが作業を覗きこんで「あら、またレイアウトを作るんですか?」と。
 何となく言外に「出来たら置き場所はどうするんですか?」というのを察知して、ただ単に「うん」とだけ返事をしておきました(@_@)。
 メーカーとはいえ、ことレイアウトに関しては皆さんと同じなんですよ、ウチも(^O^)。

 

仮止めしていたレールの位置に鉛筆で印をしておき撤去。
 60x9mmの桧角材で標高120mmの所、60mmの所の土台をひたすら作りました。
 引き回しノコは快調で、気持ちよく作業が出来ました(^_-)-☆。
 ターンテーブルの丸穴はハンドドリルで咥えられる最大径6.5mmのドリルで穴を開けて、そこから引き回しノコで切り抜きました。
 切断面を紙ヤスリで丁寧に仕上げて、いよいよ台枠に固定。

 

まず標高60mmの内で外側の部分を接着して、その後で内側のものも接着。次に標高120mmの部分を接着しました。
 これが乾いたら裏返して川底の板を接着しますので、ちょっと休憩(^_-)。
 ターンテーブルの部分を切り抜いた丸い物も捨てずにとっておき、底に利用します。