新たなる挑戦

DCCには走行とは全く別にライトを点灯消灯させることが出来る機能も備わっています。ホイットコムよりもスペースに余裕のある10tボギーDLでは、そのライト点灯に挑戦をしてみることにしました。
 しつこいようですが、全くの電気音痴のもりこーは、レールの右側の時に前進、という配線の基本も正直駄目なんです。プラスなんていうのは目に見えないモノなので(乾電池みたいに尖がっていれば、アッ、こっちがプラスなんだって判るんですが)、説明書を書くときには、上手くいった時の配線を見て、結線方向を解説しているんです、実は。上手くいくかなあ・・・





またまたKMC部内の掲示板にお尋ねです。今は上のように配線してあるものにデコーダーを積んだらどうなるんですか?と。そうしたら、電気の達人が教えてくれました。それが下の図です。正直言って、頭がクラクラ来ました。上の配線図だって目が眩むのに、その倍以上の配線ですよ、今度は。しかも、テーコーまで入ってる!!でも、そうとも言っておれません。ロートクールを目に差して取り組むことにしました。

 

まずやらなければならない事は、デコーダーを載せる場所の確保です。中央の大きなウエイトを糸ノコで5mm程カット。これが大変なんです。ウエイトを糸ノコで切った事がある方ならばお判りでしょうが、ねばる粘る。幸い塗装面を痛めることは無かったのですが、指の支えにしていた前のウエイトが外れてしまいました。
 因みにこのDLはマシマ製モーターに換装してあります。このモーターは軸受が取付面から飛び出しているので、写真のように1mmのスペーサーを挟んであります。

 

まずはライト関係の配線はさておき、動力関係の配線をして、例によってデコーダーをプログラムしてみました。車番は136です。早速テスト走行。おーっ!!一発で上手く行きました。車番号1001のホイットコムは停めたままで、チャンと136が動きました。実はメンバーの誰もが2個モーターの動力車にデコーダーを積んだことがなかったので、不安だったんです。電気音痴ながらも、モーターが2個になると、抵抗値や電流値が違ってくるんじゃあないかとか(カッコ付けてこんなフレーズを使ってみましたが、この言葉もよく判っていないんです、実は)。でも、しずしずと動き出した時には嬉しかったですねえ。ホイットコムと同様に、15分ほどエンドレスをフルスピードで走らせてみましたが、モーターの異常発熱も無く、やれやれでした。これで長〜いKMCのエンドレスでも大丈夫そうです。

 

もう調子に乗って、正月に出来上がったばかりのBLWにも積み込んでしまいました。この時には、もう20年以上も前にPFMのサウンド装置で遊んでいた頃に買っといた、内径1mmの収縮チューブが配線に役立ちました。これもばっちしOK。車番は7です。IMONさんのこのモーターとのマッチングも、同様な走行テストの結果、特に問題は無さそうでした。
 DLのヘッドライトに使用するゴマ粒球が無かったので、模型店に注文。それが届くまで作業はお預けです。そう、抵抗なんていうのも無いので、仲間に譲ってもらってネ。