乃木将軍のように

モーターをボンネットに納めてキャブインテリアを組み込んだkondoura会員の5tDL以外、誰も組み込もうとしなかった5tDL。ようやく意味が判りました。無理なんですね現状では。一番小さいレンツのLE0511デコーダーをしても。将来もっとコンパクトなものが発売されれば別ですが。それがようやく判ったもりこーは、陣形を立て直して転戦することを即座に決断。乃木将軍のように。
 KMC会員のHPで、ホイットコムにデコーダーを組み込んで、しかもライトまで点灯させてる記事が載っていたことを思い出し、急遽ホイットコムをDCC化することにしたのです。これならば実績があるから、まずは問題がないでしょう。当方の乃木将軍も情報だけは豊富に仕入れてあります。
 ホイットコムとは云っても、安曇木材仕様ですので、木曽モノとは番号体系を別にする意味で、車番は1001にセッティングしました。


 

まずやることは、ウエイトの後ろから4ミリ程度を糸ノコでカットします。ここにデコーダーを立てる訳です。ここでチョット説明をしなければならないのですが、このホイットコムはキドマイティーからマシマにモーターを換装してあります。より安定した粘りのある走行性能を求めてしたことなのですが、ここで少々問題が。
 というのは、くだんのKMC会員のHPでの報告で、やはりマシマに換装したホイットにデコーダーを組み込んだら、モーターが壊れてしまったという記事があったのです。でも、今後製品化される車輛は総てマシマになる予定ですから、キドに逆行する訳にはいきません。え〜い、デコーダーをもう一個お釈迦にしてもイイから(モーターは売るほど在るし)と、チャレンジしてみることにしました。
 76号機の時と同じように、作業を進めていざスロットルを廻すと(結構緊張の一瞬でした。デコーダー1個の値段で、大好物の松本・若大将の辛味噌ラーメン3杯と餃子2皿分がぶっ飛ぶんだようなあ、とかが目まぐるしく頭の中を駆け巡りましたが)、そろそろと動き出しました。ヤッターッ!!逆転は?そろそろ。よーし。大成功です。
 それからマシマとレンツのデコーダーとの相性を調べるために、15分ほどフルスピードでエンドレスを走らせ放しにしておきましたが、心配していたモーターの異常発熱も無く、他にこれと言って問題は無さそう。マシマモーターが駄目になった彼のシステムは、レンツのコントローラーにレンツのLE0521Wなのに対して、ウチのはデジトラックスのコントローラーにレンツのLE0511W。D101の説明書では「DCCは世界標準!」と謳われているので、互換性はあるはずです。だからこそ、僕のようにデジトラックスのD101とレンツのデコーダーとを組み合わせて楽しむことが出来るんです。なのに何故??問題解決は先送りになりそうです。
 但し、上の写真を撮影しようとして、非DCC化の7tDLを同じレールの上に置いてみたのですが、置いたとたんに7tの方のモーター(マシマ化済み)からウィーンというような異音が発生。
???と思って、今度はキドモーター搭載の普通の5tDLを代りに置いてみたのですが、これもウィーン。非DCC化の車輛は止めたままで、DCC車だけを動かすことは出来たのですが、ひょっとしたら何らかの悪影響を非DCC車のモーターに与えているのかも知れません。


超小型のホイットコムをDCC化した勢いを買って、今度は大きさに余裕のある10tボギーDLにデコーダーを組み込んでみることにしました。出来ればヘッドライトも点灯式にしたいし・・・。さて、どうなりますやら。