戦いは続く

落ち込んでばかりもいられないので、早速KMC部内用の掲示板に書き込んだ「誰か助けて〜〜!!」と。こういう時に「模型仲間」というのは実に有難いもので、数時間したら或る会員の方が、詳細にステップを踏んだ写真まで撮ってくれて解説をUPしてくれました。
 これを読むうちに、重大な勘違いをしていた事に気付きました。「プログラム用線路」と「レイアウト用線路」というのは違うもので、車載デコーダーに付番をしたり様々な機能を覚えこませるのは「プログラム用線路」で、その車輛を運転するのは「レイアウト用線路」なんですね。改めてKATOの説明書を隅から隅まで調べてみたら、これについての記載が無いんです。コネクターの説明で、Hプログラムコネクター:プログラム線路に接続し、車両に搭載されたデコーダーをプログラムするためのコネクターです。Iフィーダーコネクター:レイアウトのフィーダー線路に接続するコネクターです。これだけ。これじゃあ勘違いするでしょ??初心者は二つのレールを使い分けるなんて思いもよりませんからネ。
 愚痴はともかく、パソコンの画像を見ながら仲間の教えに従って落ち着いてステップを踏んで、新しいデコーダーを取り出して再度挑戦しました。


 

レンツの説明書通りに配線しますが、メンバーの助言で不要なコードは根元から切ってもイイよ、というので、早速カット。スペースとの戦いを強いられるナロー機関車の場合、邪魔な存在以外の何者でもありませんからね。また、不要なコードを付けたままにしておくと、思わぬショートの危険性もあるので、例えスペースがあったにせよ、カットする方がイイとのことです。今回はライトを点灯させません(本当はさせたいんですけど、それはまたの機会に、ということで)ので、青・白・黄色のコードをカットしました。但し、まだテスト段階なので、コードの長さはそのままにしてあります。オレンジ色と灰色のコードをモーターに、赤と黒のコードを集電ブラシに半田付けします。この時に以前結線してあったラグの関係は維持して、オレンジと赤、灰色と黒とはそのままの結線通りの位置関係にします。この機関車の場合、赤いコードの結んである集電ブラシは、オレンジ色のコードの結んであるモーターラグと元は結線されていました。

 

D101の背面の「プログラムコネクター」にコードを差し込み「プログラム用線路」に結線します。そしてデコーダーを搭載した車両を、その線路に乗せます。ディスプレイの表示がPA9EになるまでPROGボタンを押します。

 

PA9EになったらLOCOを押して車両に与える番号を2桁にするか(表示はAd2、実際には01〜127ですが)4桁にするか(表示はAd4、実際には0128〜9983)を選択します。そして+ボタンを押して暫くすると、デコーダーに初期設定されている003という表示になります。

 

この機関車には76番という名前を割り当てたいので、LOCOを押して76と入力、更にーボタンを押すと、076と表示されて、このデコーダーは「自分が76番なんだ」と認識したことを告げます。最後にEXITボタンを押すと76と表示され、いつでも運転可能な状態になります。

 

途中で写真のようにdnrやdnd、dnAなどの表示が出たら、どこかがおかしい証拠です。動力車の通電不良やデコーダーの配線ミスなどをチェックします。因みにdnrが表示されたこの時は、集電ブラシの接触不良でした(説明書によるとdndと表示されるはずなんだけどなあ・・・)。さあ、良さそうですから、ちゃんとデコーダーのコードも短くカットして搭載の準備をします。

 

これでデコーダーへのプログラミングは完了しましたので、いよいよ楽しい運転に移ります。D101背面のフィーダーを「プログラムコネクター」から「フィーダーコネクター」に差し替えます。この段階で恐らくディスプレイは76と表示されているでしょうが、一応LOCOを一度押して76と打ち込み「これから76号機を運転するよ」と機関車に伝えます。そしてもう一度LOCOを押して確定させます。さあ、今度は機関車の方ですが・・・・、入らない!デコーダーは何とかボンネットに入ったのですが、上に飛び出しているアイドラーギヤーがデコーダーに当たってしまうんです!!クッソー!!!