Chapter.14「様々な標識を作る」の巻

 

普通の民間の作業軌道だったら考えられない事ですが、立山砂防軌道はお役所ですから、安全運転は勿論のこと、スリップ注意や落石注意など、様々な標識が整備されています。
 やはりこれが無いと立山砂防軌道らしくないので、色んな方法で作ってみました(^_-)。
 先日、松本の模型屋さんに行ったら、プラ製のアングルやH鋼があったので、何かの時に役立つだろうと買っておいたのが、早速役立ちました(^_-)-☆。

 

まずは安全運転の標語から。これは線路の両脇に鉄柱が立っていて、その間を竹竿(!)で渡してあり、標語が書かれた鉄板がぶら下がっている、というもの。
 買っておいたH鋼を柱にして、土台の部分はお得意のバルサ板(^O^)。このバルサ板にH型の切れ込みを入れておき、差し込んで接着しました。
 竹竿は以前買ってはみたものの、とても使えそうになかった「竹」の枝打ちをして使用。

 

 

パソコンで良さそうな書体を選んでプリントし、竹竿に吊るす方法は色々と考えたのですが、リード線をバラして中の細い線を使う事にしました。
 文字の裏はノリになってる紙を使ったので、リード線を竹竿に逆Uの字に引っ掻けて表裏を張り合わせ。
 息を吹きかけると、チャンと踊ります(*^^)v。そのあと、ウェザリンググレーをサッと吹き付けて、タミヤのウェザリングマスターでチョイと錆させてやりました。

 

設置をしてみたものに、竹竿の緑がナマな感じがしたので、カーキ色に塗って少し疲れさせたら良くなりました(^_-)。
 落石注意の標識は四角いので良いのですが、丸い警笛鳴らせはどうやって作ろうかと考えていたとき、目の前にファイル用ポンチが目に留まり、プラ板を切り抜いてみました(^_-)。

 

柱は半丸線を使って組み立て、落石注意は黄色く塗ってから細いロットリングでデザインを描き、警笛鳴らせは赤く塗ってたら白を面相筆で描き込みました。
 落石注意の下の文字はチョンチョンチョンチョンと書いただけですが、ボクには落石注意と読めます(^O^)。

 

設置した状態はこんな感じ。
 屋根付きの面白い「スリップ注意」もあったので、これはプラ板でチョイチョイと作ってパソコンの文字を貼りました。

 

橋のたもとには橋名柱が立っていますので、それを作ったのですが、最初は4ポイントの文字を打ち出して2mm角の桧棒に貼って設置はしたものの、何となく自己主張が強い感じだったので、3ポイントと1.5mm角に換えたら落ち着きました。
 さあ、いよいよ完成も目の前です!