シリーズ立山砂防軌道
立山砂防の北陸製モーターカーU*55-10-64


以前立山砂防の北陸製モーターカーを発売しましたが、この車両は昭和47年製で番号はTm-251というものでした。
 その後に増備されたのがこの55-10-64で、Tm(立山砂防軌道事務所のモーターカー)という命名方式から製造年度(昭和55年度)や管理番号などで表す方法になりました。
 この方式はDLでも同様で、昭和54年度からはTld(立山砂防軌道事務所のL型DL)から54-10-59といった命名方式に変わりました。

ともあれ、このモーターカーの最大の特徴は屋根上に2個の通風器が装備されたことで、これにより少しゴツイ感じになり、しかも前後のドアーは大型化され、ドアー間には給油口が装備されましたので(それまでは車内にありました)、いよいよスタイリッシュな風貌になりました。
 また、前後のエンドビームも車体色になりましたので、印象が変わりました。

そしてこのモーターカー最大の変化は、昭和59年〜62年の間に前後の窓が改造されて大型化された点です。
 面白いことに前の窓は元の窓の躯体はそのままに、その上に大型の窓を吊り下げるようにしている点で、これは恐らく強度不足を懸念しての事と思われますが、趣味的に見るとなかなか興味深いものがあります。
 後ろの窓もワイパーモーターが大きく強力なものに交換されたため、Hゴムの形状が変わり、ヒンジの個数まで変わっています。
 他に細かい点ですが、2個ある排気管マフラーにはカバーが付き、乗り降りの際に火傷をしない配慮がなされています。
 ここまで来ると、この両者は別物と考えても良い程に相違点が散見される、面白いモーターカーです。

なお、実際の軌間は609mmで1/87に縮小すると7mmとなりますが、製品化にあたっては一般的な9mmで製造しております。

 

撮影:左・青森恒憲(S56/10)、右・中部浩佐(S66/9)





模型製品について

1.美しくエッチング処理された真鍮板をプレス加工で仕上げられたボディーは、手にした時の充実感ま
  でをも味わって頂けます。

2.それに加えて随所に使われている細密なロストワックス部品の数々は、適材適所の効果を上げて工芸
  品的な魅力すら醸し出しています。

3.この製品では正面足元の通風ダクトが開いた状態に、また後部窓が開いた状態にも出来るように
 (更新型の場合は前の窓も)設計されております。したがって、未塗装キットや塗装済完成品ではどち
  らかをお選び頂けるようになっております。開いているのが「夏姿」、閉じているのが「春秋姿」
  です。御希望によっては「この部分だけ開けて」という御要望にもお応え致します。

4.今回の製品ではKATO製動力を使用する事により安定した走行をお楽しみ頂けます。

5.その動力とはこの路面電車に使われているもので、台車の中にその動力機構がスッポリと納まってい
  るのが特徴です。

6.ただ、残念ながらこの動力をKATOから単体で提供して貰う事が叶わなかったため、製品に入れる
  事が出来ません。
   したがって、KATO製「富山ライトレール(税別標準価格\9500)」を別途お求め下さい。
  1両購入頂ければ2個の動力が発生します。

7.下の写真のように台車の一部をカッターで切り取り、リード線を半田付けするだけですので、塗装済
  完成品を御希望される方でも車体標記を転写する程度の気軽さで出来ると思います。

8.一応、朝顔カプラーは連結できる構造にはなっておりますが、この製品はKATO製動力を使用する
  関係上から、残念ながらさほどの牽引力は期待できません。この点を予め御了解ください。

 



「原型」「更新型」

ボディーキット 各¥13800

ボディー未塗装キット 夏姿・春秋姿 各¥27500

ボディー塗装済完成品 夏姿・春秋姿 各¥34300



今回は少しでもお求めやすい価格を実現するために、箔押しの化粧箱を廃して袋詰め包装と致しました。
  (未塗装キット・塗装済完成品の場合は専用ラベルを添付した汎用箱に無償でお納め致します。
   また、トータルキットでこの箱を御希望の方には実費\600でお分け致します)




製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(立山砂防用=沼尻・木曽用と同じです)」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用リンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。

朝顔カプラー(立山砂防用)\500(2個入)、朝顔カプラー用ピン\1500(10本入)、朝顔カプラー用リンク\500

塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-02 王滝営林署DL用ブラック」「MWC-11 建設省グリーン」「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-17 ウェザリンググレー」と「MWC-52 MWシンナー(1リッター)」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。

車体標記ナンバーは、このシリーズとリンクして発売される別売の「アルプスモデル製・立山砂防インレタC」をお求め下さい。



*現在の在庫状況はこちらを御参照ください。



御参考用「立山砂防の北陸製モーターカー」キット組立講座



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