シリーズ尾小屋
尾小屋のホハフ7&8(更新型)


三重交通から大量に譲渡された木造客車は次第に老朽化していき、或るものは廃車となり、或るものは車体更新工事がなされました。
 先に発売したホハフ3(更新型)と同様にホハフ7&8もこの時に生き残った仲間で、以前の面影をそこここに残しながらもHゴムを多用したモダンなスタイルに生まれ変わりました。

ホハフ3の場合はシングルルーフ屋根だったのでさほど変化はありませんでしたが、このホハフ7&8はカーブした妻面とダブルルーフ屋根が特徴で、妻面はそのままのスタイルで近代化され、屋根はシングルルーフ化されました。
 とはいえ、ダブルルーフの上から帆布を張り付けただけですから、上屋根の稜線はクッキリと残り、いかにも素性を表しているところが逆にチャームポイントとなっていました。

また仔細に見ていくと、ホハフ7と8とでは相違点が見いだせます。
 それはドアー上の部分で、ホハフ7は直接屋根板となっていましたが、ホハフ8は側板の一部がドアーに被さっていましたので、それを製品では作り分けました。
 この車輌は夏姿にも冬姿にも出来るようになっていますので、適宜お好みで窓枠を選択してお使い頂けます。





模型製品について

1.美しくエッチング処理された真鍮板をプレス加工で仕上げられたボディーは、手にした時の充実感ま
  でをも味わって頂けます。
   外観図では判りませんが、もちろん車体コーナーには小さなRが付いた作りになっています。

2.小さなアーチバー台車はこのホハフ7&8のためだけに作られたものを使用していますので、これま
  た直径の小さな車輪との組み合わせで、腰の低い感じが再現されています。

3.特徴ある台枠エンドビームからカプラーに至るカーヴを描いた部分は細密なロストワックス製とし
  て、側台枠とともに重量感あふれるもと木製合造車の雰囲気を醸し出すように致しました。

4.トータルキットはホハフ7とホハフ8との2種類で発売、塗装済完成品や未塗装キットでは更に
  夏姿・冬姿、いずれかをお選び頂けるようになります。

5.つまり、トータルキットは夏姿・冬姿どちらにも仕立てる事が可能です。



ホハフ7(更新型)・ホハフ8(更新型)トータルキット 各¥14800

ホハフ7(更新型)・夏姿・冬姿 未塗装キット 各¥29600

ホハフ8(更新型)・夏姿・冬姿 未塗装キット 各¥29600

ホハフ7(更新型)・夏姿・冬姿 塗装済完成品 各¥37000

ホハフ8(更新型)・夏姿・冬姿 塗装済完成品 各¥37000



今回は少しでもお求めやすい価格を実現するために、箔押しの化粧箱を廃して袋詰め包装と致しました。
  (未塗装キット・塗装済完成品の場合は専用ラベルを添付した汎用箱に無償でお納め致します。
   また、トータルキットでこの箱を御希望の方には実費\822でお分け致します)




製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(尾小屋用)」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用長いリンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。

朝顔カプラー(尾小屋用)\493(2個入)、朝顔カプラー用ピン\1600(10本入)、朝顔カプラー用長いリンク\493

塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-02 王滝営林署DL用ブラック」「MWC-03 上運営林署DL用クリーム」「MWC-15 井笠用レッド」「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-17 ウェザリンググレー(屋根にも使用)」と「MWC-52 MWシンナー(1リッター)」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。

車体標記ナンバーは、別売のアルプスモデル製・尾小屋インレタCとDをお求め下さい。



「尾小屋のホハフ7&8(更新型)」キット組立講座



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