簡易軌道シリーズ
標茶の運輸工業製牽引客車


妻面がくの字に折れ曲がっていて、アンバランスなほど大きなHゴム窓が印象的なこの牽引客車が製品化されます。
 この客車は昭和31年に歌登に導入された単端(当社でも「歌登の単端U」として発売しましたが)の翌年に製造され、標茶に配属ですが当時の標準色たるダークブルー+クリームに塗られていました。
 その後36年に標茶に入線した泰和製自走客車も同じ色に塗られていたのですが、自走客車は鮮やかな赤+白帯になったにもかかわらず、何故か最後までこの色のままで生涯を終えました。
 ですから、末期に撮影されたカラー写真を御覧になって、退色したライトブルーの方をイメージされる方も多いのではないでしょうか?





模型製品について

特徴ある車体構造は屋根板+側板+妻板をエッチング処理された1枚のプレス板を折り曲げ、オデコの部分にロストを使う、という方法で模型化しました。

また、わざわざこの客車の為だけに特異なスタイルの台車も新製していますので、変形アーチバー台車から見えるスポーク車輪の魅力も味わう事ができます。

塗装済完成品では、製造当初のダークブルーの「元塗装」と、右の写真のように退色したライトブルーの「末期塗装」の中からお選び頂けるように致しました。(当社刊・簡易軌道写真帖より、撮影:平田邦彦)




トータルキット \14194、 未塗装キット \28388、 塗装済完成品 各\35485



製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(簡易軌道用(草軽用と同等品です))」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用長いリンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。

朝顔カプラー(簡易軌道用)\493(2個入)、朝顔カプラー用ピン\1600(10本入)、朝顔カプラー用長いリンク\493

塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-02 王滝営林署DL用ブラック」「MWC-03 上運営林署DL用クリーム」「MWC-05 上運営林署DL用グレー」「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-16 沼尻のDC12用ダークブルー」「MWC-17 ウェザリンググレー」と「MWC-52 MWシンナー(1リッター)」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。



*御要望が多いので再生産を致します。
 次回は相当先になると思いますので、この機会にお求め下さい。
 なお、未塗装キット・塗装済完成品は初回生産分と一緒に出荷致します。



「標茶の運輸工業製牽引客車」キット組立講座



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