シリーズ井笠
井笠のジ5


井笠鉄道にボギー気動車が導入される前は、他の軽便鉄道と同様にいわゆる「単端(タンタン)」が使われていました。
 これらはボギー車がメインになって使われるようになってからも支線などで活躍したり、客車化されて使われてもいましたが、このホジ5は奇跡的に原型を留めて、廃止後までその雄姿を見ることが出来ました。
 そんな愛くるしい「単端」を、当社としては「根室拓殖の銀龍号」以来14年ぶりに、今の当社の技術を惜しみなく投入して製造する事に致しました。




模型製品について

ボンネットを除くボディーは前面と客用ドアー部以外は裾が絞られたスタイリッシュな形をしています。その姿を再現するべく、客用ドアーから前とコーナーから後ろの部分を細密なロストワックスとし、客室部分の側面をプレス部品で構成することに致しました。
 これにより外観的にもメリハリのあるモデルに仕上げることが出来ました。

チャームポイントであるボンネットは排障器までも一体に鋳造したロストワックスとして、外観的な緻密さと組み立て易さを両立させました。
 また、後部のデッキ部分もエッチングヌキされた枠をプレスでコの字型に仕上げたものと、朝顔カプラーまで一体で鋳造された床部分とを組み合わせる方法で再現しましたので、繊細な枠の美しさと緻密なロストの良さが引き立てられたと自負しております。

このジ5のような日車型単端は全国の軽便鉄道に多数見られたポピュラーなものですので、井笠にこだわらずに他の軽便車輛として、また皆さんオリジナルの鉄道のマスコットとして活躍して頂けるのではないでしょうか?



トータルキット \20365、未塗装キット \40781、塗装済完成品(金太郎塗り分け)\52971



今回は少しでもお求めやすい価格を実現するために、箔押しの化粧箱を廃して袋詰め包装と致しました。
  (未塗装キット・塗装済完成品の場合は専用ラベルを添付した汎用箱に無償でお納め致します。
   また、トータルキットでこの箱を御希望の方には実費\822でお分け致します)




製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(井笠用)」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用リンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。

朝顔カプラー(井笠用)\493(2個入) 朝顔カプラー用ピン\462(10本入) 朝顔カプラー用リンク\411

塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-02 王滝営林署DL用ブラック」「MWC-13 井笠用イエロー」「MWC-14 井笠用グリーン」と「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-52 MWシンナー(1リッター)」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。

車体標記ナンバーは同時発売の「アルプスモデル製井笠インレタD(\864)」を、行き先サボは「アルプスモデル製軽便サボD(\540)」をお求め下さい。



DCC運転をされる方は別売の「Digitrax製DZ125デコーダー」を一緒にお求め下さい。
また、塗装済完成品でも御希望の方には組み込みを致します。

DZ125デコーダー\2880 塗装済完成品に組み込みの場合はその価格から\3908UPとなります。



この品は完売になりました。(2014.07.07)



「井笠のジ5」キット組立講座