木曽の大型B型客車U



4年前に発売して以来、品切れ状態になっていた大B客が、ヴァージョンアップされて再登場です。椅子を装備したインテリアや、長大なドローバーの装着などの魅力はそのままに、B客Uで標準装備化され車体側面で目立つ「キャンバス押さえ」も今回装備致しました。
 今回は黄色い帯が特徴の「連絡員室付」上運B3の他、車体裾の太い垂木が印象的なタイプを3種類発売致します。
 扉が向かって左側に付いている上運B4・15・16、右側の上運B10・12・13、唯一岩崎レール製後期型台車を履いた王営B13。いずれも魅力的です。
 トータルキットは各々¥13650です。なお、車体表記は別途「アルプスモデル製インレタA・C」を(インレタCは王営B13の場合のみに使用)、サボは「同社製サボ・木曽森林」をお求め下さい。

 

 

写真:左上=上運B3、左下=上運B10・12・13、右上=上運B4・15・16、右下=王営B13
撮影:丹羽雄二(カラー)・巻本彰一(モノクロ)



電話やメールで下記のようなお問い合わせを多く頂きましたので、改めて記させていただきます。
曰く「以前発売された製品を持っているのですが、今回の製品との違いをもっと詳細に教えて欲しい。」

1)以前の製品では、小型B型客車と窓の作りが異なっていましたが、今回はこの点を改良しましたの
 で、キャンバス押さえも加わり、より立体感溢れるものに仕上がりました。
2)以前の製品は、王滝松原公園に保存されていた王営B13を採寸して、それをもとに上運B3の図面
 を起こしました。従って今になってみますと、寸法的に上運B3とは若干異なってしまいました。
3)今回、「じょうれんの滝」に保存されている上運B3の採寸寸法を入手致しましたので、より正しい
 寸法で上運B3を製品化することが出来ました。
4)以前の製品では、上運B3をもとに台車を変えたものをバリエーションとして発売致しましたが、車
 体の裾の形状は上運B3のままでした。今回は正しい形である「台枠が剥き出しになったスタイル」を
 上運B3以外のプロトタイプで製品化致しました。
5)王営B13は、岩崎レール製後期型台車を履いておりますが、それ以外は日本農林機械型の板バネタ
 イプの台車を履いています。
(2004.11.02)



この製品は完売になりました。



「木曽の大型B型客車U」キット組立講座