シリーズ沼尻
沼尻のガソ101





 



或る意味、沼尻の顔とも云える車両が「沼尻のガソ101」です。この「ガソ」、元は単端ならぬ両端だったんですね。上の図面を見れば判るように前後に立っているハンドブレーキ(後に後部のものは撤去されましたが)が、その名残です。そういえば九十九里の同型車は元からの単端で、ドアーが運転席側に左右付いていますが、このガソは点対象の位置にあります。これも両端の名残でしょうか。

晩年はパステル調のライトブルーとクリームに塗られていましたが、以前は茶色に、その後は濃緑に塗られており、運転席のヒサシの上にはタンクが載っていました。しかもラジエターも旧型のものを装着されていたため、外観的にはかなり印象の異なるものであったようです。

製品では便宜上、旧型ラジエターを装着して正面の窓上にタンクを載せたタイプを「沼尻鉄道時代」、新型ラジエター付きを「磐梯急行時代」と名付けました。製品のグレードは、先に発売して木曽ファンをして「まさにOゲージ並のHOだ!」と度肝を抜いた「木曽のキャブフォワード」と同様のものとしましたので、「ガソの決定版」と呼んで頂いても宜しいでしょう。

一例を挙げるならば、インテリアは客用は勿論のこと運転席の椅子や、その横のモッコリとしたエンジンカバー、そこに立つポスト。まだあります。窓からもよく見えるハンドブレーキホイール。正面の上の窓は開いた状態にも出来るようになっていたり、後部のバケットはチェーンで吊られていて可動するようになっています。この他にも、揺れる吊革など様々な模型ごころをくすぐるアイテムが満載されています。

外に目を転じれば、屋根の前後部分は有蓋貨車のように平坦ではなく、チャンと丸くRを描いて作られていますし、車体の四隅にもシッカリとコーナーRが付いています。
 動力装置はマシマ製カンモーターを搭載していますので、低速運転にも自信があり、単行やサハを牽かせておくのが勿体無いようなパワフルさです。
 なお、カプラーは標準で朝顔型が付属しますが、KDカプラーを前後に装着することも可能です。



沼尻のガソ101(沼尻鉄道時代・磐梯急行時代)
各タイプとも トータルキット\21000(\23500)  未塗装キット \42000(\47000)
下請け工場のご協力により、それぞれのギリギリまでコストダウンを図りました。(カッコ内は旧設定価格です)

塗装済完成品を御希望の方は、御予約時に塗装色をクリックして下さい。
ダークグリーン or ブラウン 塗装済完成品 各タイプとも \52500(\69000)
ライトブルー&クリーム    塗装済完成品 各タイプとも \54000(\71000)
下請け工場のご協力により、それぞれのギリギリまでコストダウンを図りました。(カッコ内は旧設定価格です)

DCC運転用シルバーミニデコーダー\4200
(塗装済完成品に組み込みの場合は、各々の価格から\5000UPとなります)


より安定した走行を実現する3点支持式動輪を御希望の場合には、各々の価格から\800UPで対応致しますので、オーダーシートで該当部分をクリックして下さい。(但し、数に限りがありますので、品切れの場合には御容赦願います)
この動輪は御予約完売となりましたが、塗装済完成品での御要望にはお応え出来ます。(2009.02.18)



運転手として「くりしま人形」を乗せるとこのモデルもより楽しんで頂けるでしょう。塗装済完成品に搭載を御希望の場合は、各々の価格から\840UPとなります。その場合は4つのポーズの中からお選び頂けます。オーダーシートの備考欄に「Aのタイトル写真で左側のタイプ」のようにお書き下さい。

製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー(沼尻用)」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用リンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。

朝顔カプラー(沼尻用)\480(2個入) 朝顔カプラー用ピン\320(10本入) 朝顔カプラー用リンク\320

塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-02 王滝営林署DL用ブラック」「MWC-03 上運営林署DL用クリーム」「MWC-05 上運営林署DL用グレー」「MWC-07 沼尻新塗装用ブルー」「MWC-08 沼尻旧塗装用グリーン」と「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」をお使い下さい。

「アルプスモデル」からはこの製品に合うインレタが発売されています。
 沼尻鉄道時代の標記と社紋レタリングは「軽便インレタ沼尻No.7876 \1260」を、磐梯急行時代を再現するのには「軽便インレタ磐梯急行社紋No.7877 \1260」も合わせて別途お求めください。磐梯急行時代に仕上げるのには、両方のインレタが必要になります。




お知らせ

初回生産・再生産の「沼尻のガソ101(トータルキット・未塗装キット)」をお求めになられた方にお知らせです。
 これらのロットは、ギヤーフレームの組み方いかんでは連動ギヤーの噛み合わせがルーズになり、結果的には走行性能に悪影響を及ぼす場合がございます。もしもそのような場合には、連動ギヤー真ん中の歯車の歯数を増やしたものを御用意しましたので御連絡下さい。無料にて送らせて頂きます。
 但し、当社から直接ご購入を頂いた方に限らせて頂きますので、御了承願います。
 なお、塗装済完成品をお求めになられた方は、組立工場で充分に調整済みですのでそのようなことはございません。(2009.02.06)




御予約完売になりました。(2009.02.23)



トータルキットをお求め頂いた方へ。

*一部の製品で、ドアー下に半田付けをする「靴ずり」が、網目にエッチングされた面がアングル状の
 外側にこなければならないのに、内側向きにプレスされているものが混じってしまいました。
 お手元の部品をお調べ頂いて、もしもそのような場合には恐れ入りますがメールで御連絡願います。
 至急送らせて頂きます。(2009.03.18)



「沼尻のガソ101」キット組立講座