キット組立講座


頸城のワ1〜11


頸城鉄道の特徴は、全国有数の穀倉地帯のど真ん中であるだけに、お米の輸送を担う有蓋貨車の保有台数が多いことです。
 新米の出荷時期になると、これらの貨車はフル動員され、場合によっては無蓋貨車にも積み込んで運んだほどです。
 ですから、木曽森林鉄道の主役が「みやま号」ではなく運材台車であるように、頚城の主役はこれら有蓋貨車である、と言っても過言ではないでしょう。
 そんな「頚城の有蓋貨車」の魅力を、この組立講座から感じ取って頂ければ幸いです。



第1回
1.まず、側板に支柱を半田付けします。向かって左側がチャンネル、右側がアングルです。1枚にはハンドルも半田付けします。
 アングルの方は半田付けをしたら、側板の上方の板1枚分をヤスリ取り、2枚目のあたりまでアングルで立ち上がっている部分をヤスリ取ります。この作業はドアーレールカバーを充てながら干渉しないよう、現物合わせになります。また下方に飛び出た部分もカットしておきます。
 そのあとでドアーレールの歪みを修正しながらドアーを側板に半田付けします。

 


2.妻板の1個にはステップを半田付けしますので、その部分のボルトを削り取って半田付けします。
 このような場合には妻板に薄く半田メッキをしておくと、半田が流れやすいでしょう。



3.屋根板の組み立てです。まず屋根板の板厚が見える方向で妻板を半田付けします。そのあとで屋根板の板厚が見える方向で側板を半田付けします。捻じれがないかを確認しておきましょう。



4.屋根板と側板&妻板を組み合わせるのですが、この妻板のように大きなロストワックスを半田付けするのは難渋ですので、瞬間接着剤で組み立てます。
 まず屋根板を裏返しにして、そこに妻板や側板を置いてみます。前後方向の隙間が同じような寸法になる位置を確認したら、妻板を接着します。
 そのあとで側板を屋根板まで押し当てて接着します。最後にドアーにテスリを接着して上まわりは完成です。


第2回
1.下まわりの工作は、まず軸受のブレーキを写真のように左右2個ずつ根元からカットして、これにメタルを瞬間接着剤で止めます。


2.床板のスリットに台枠を嵌めて半田付けします。次にカプラーを半田付けしてから、ブレーキテコ枠を分解図のように折り曲げて半田付けします。
 次にブレーキテコの小穴2か所をφ0.4mmのドリルで揉み、穴を深くしてからシャフトを差し込み半田付けします。
 このテコを写真の向きで差し込んだ軸を枠に差し込み、軸受を仮にビス止めして、ブレーキビームも組み込んでみて、ちょうど良い角度になったところで軸を枠に半田付けします。なお、ブレーキビームは水平になるようにシャフトの先は僅かに曲げます。また、車輪のフランジがブレーキビームと干渉しないように留意しましょう。
 フットブレーキアーム止めのロストワックスを床板に半田付けしますが、2か所ある内の中央寄りの穴に足を差し込んで半田付けします。なお、フットブレーキアームは写真のように曲げておきます。

 

第3回
1.さあ、塗装作業に入ります。総ての部品をMWC-53 MWプライマーで下塗りしてからMWC-02 黒で塗ります。
 軸受は焼き鳥の串で、写真のように割り箸をセロハンテープで束ねた物の先に両面テープを貼った物で保持すると、作業がしやすいでしょう。


2.これが乾燥したら別売の「アルプスモデル製インレタ」を転写しますが、ドアーテスリの部分だけは転写しにくいので、当社で発売した他の製品に付属していたディカールの余白部分に転写して、それを水貼りすると上手くいくでしょう。


3.ここまで行ったらフラットベースを好みで加えたクリヤーでオーバーコートして艶を整え、MWC-17 ウェザリンググレーで軽くお化粧します。
 軸受をビス止めして、上下もビスで止めて出来上がりです。








「頸城のワ1〜11」製品の御案内

「MWカラー」の御案内