Chapter.7「石積みやコンクリート壁を作る」の巻

 

尾小屋のレイアウトでは石積みは川の護岸程度でしたので、手抜きでNゲージ用のプラ製品を使ってしまいましたが、今回は結構目立つので、そういう具合にもいかず、自作する事にしました(^^♪。
 素材は石膏調とかいう紙粘土で、これをおおよその大きさでベニヤ板に延ばして押し付け、厚みが約3mm程度にしました。
 これを写真のような自作の冶具で型押ししていくのですが、この冶具は片方は正方形、片方は1:2の長方形にしてあります。

 

この冶具を使ってひたすら型押ししていくのですが、結構この作業って楽しくて、BGMのリズムに合わせてボンボコ押していきました(*^^)v。
 機械で整形されたものと違って不正確な仕上がりですが、またそこが得も云えぬ味わいがあるのでは?と自己満足しております(^O^)。
 夜のうちにこの作業をやっておけば、いくら冬場でも翌朝には結構固まっているので、スクレーパーで板から剥がしていきます。

 

固まったと云ってもカチコチになった訳ではないので、若干のRに対しての順応性もまだあり、ウレタンフォームに木工ボンドで貼り付けていきます。
 もうひとつの石積みは丸石を使ったもので、これもパイプを若干潰した冶具を使って型押ししていきます。

 

これは型押しし終えた状態で、必要な部分に合わせてカッターで切ってから木工ボンドで貼り付けます。
 丸石の場合は城壁はともかく、一般的にはさほど高くない場所に使われているようですので、このような場所に使ってみました。レイアウトに変化も出ますしネ(^^♪。

 

そして最後はコンクリート壁。立山砂防軌道には結構この手の壁が多くて、いかにも実用的というか、作業軌道の雰囲気が漂っています。
 これはどうやって作ったら良いか悩みましたが、結局は実物と同じやり方でやるのが一番! と結論を出して、写真のようなものを平角材から作って石膏を流し込みました。
 各々は木ネジで止めてあり、石膏が固まったときにはこれを分解して取り出せるようにしておきました。

 

これが固まった石膏で、わざと横方向にスジを入れて何となくノッペリした感じを避けてみましたが、少しわざとらしいかな(^^ゞ。
 このコンクリート壁はここに使うのですが、若干テーパーを付けておきました。