Chapter.6「機関庫を作る」の巻(後編)

 

さて塗装ですが、ボクが撮っているカラー写真はこれ1枚しかなく、これはかなりくたびれた感じだったので、青森さんに何かありませんか?とお願いしたら、流石ですね、こういう写真を送って下さいました(^^♪。
 朝の出庫風景のようで色が少しおかしいのですが、大体の色合いは分かりましたので、少し変化を出しながら「伊豆急の濃淡ブルー」に仕上げる事にしました。
 プライマーで下塗りしてから淡いブルーを前面に吹き付け、シャッター部分をマスキングしてから濃いブルーを吹き付けます。

 

これが塗装を終えた状態ですが、あまりにも綺麗なのでこれから汚していきます。
 まずはハンブロールの52番で波板を止めている釘が錆びて垂れてきている雰囲気を出します。

 

このハンブロールを極く極く薄く溶いて、面相筆でチョイと釘の部分に垂らします。
 そうすると重力によってツーッと波板の凹んだ部分に垂れていきますので、これ繰り返していきます。
 ただ、この作業も少しずつ変化を出してニュアンスを付けていくのですが、完成するとこんな感じになります。
 実はこれがやりたくて、ひたすら面倒な真鍮線の植え込みをやったのですが、こうやって形になると嬉しいものです(^^♪。

 

ドアーは銀色に塗ってアルミドアーを表現し、窓枠もアルミサッシなので、プラ板にマスキングをしながら銀色を塗ります。
 アルミサッシの窓なんか作ったのは生まれて初めてでしたが、まあ、何となく雰囲気は出ていると思います(^_-)。

 

次は屋根板ですが、これはいつもと同じようにボール紙に1mm角の桧棒を接着していき、ラバーブラックで塗った後にタミヤのウェザリングマスターで汚していきます。
 前面や側面などもウェザリングマスターで汚してニュアンスを付けて完成!

 

ジャーン!出来上がりました!
 ここまで行くと今までの苦労がぶっ飛びます(*^^)v。