Chapter.7「プラットホームの上屋を作る」の巻(後半)

 

次は屋根の製作です。
 屋根の裏側に貼る角度ゲージを5mm厚バルサで作ったものを作りますが、こういった厚めのバルサを切るのにはカッターではなく糸ノコを使うと楽にしかも正確に切る事が出来ます。

 

端面には波板が貼ってあるようですので、ゲージに貼り付けて、周りをカットしておきます。
 屋根本体は1mm厚のボール紙を「ヘの字」に曲げておき、そこにさっき作ったバルサ板を貼ります。

 

軒の部分と端の部分には1x2mmの桧角棒を貼り、仮に柱と組み合わせてみて具合を確かめます。
 そしてエコーモデル製の波板を屋根に貼り(ちょうどい良い具合に屋根の幅と同じ)、最後に峰の部分に1mm角材を貼ってからその両脇にボール紙を貼って完成(*^^)v。

 

ここで屋根と柱は別々に塗装をしますが、カラー写真の少ない時代。果たしてどんな色だったのでしょうね〜(^O^)。
 カラーと云えばヒギンスさんの写真集がありますが、彼は北軽井沢駅しか撮っていないのか、新軽井沢駅の写真はありません。
 北軽井沢駅は屋根は鉛丹色、柱は木部色という色気のないもので、何だか物足りない感じ。
 カラーが無いなら逆に自由な発想でも良い訳で、屋根は緑色に、柱はライトブルーに塗ってみました(^^♪。

 

まずプライマーを塗ってから屋根の端を沼尻ブルーに塗り、マスキングをして全体を湘南グリーンで塗りました。
 完全に乾いてから、サビを表現するためにハンブロールの62番をシンナーで極く薄く溶いたものを筆に含ませてチョイと屋根に触れさせます。
 そうすると屋根の凹みに沿って自然と垂れてきます。これを何度も繰り返して全体に。
 この塗料は塗っている時はさほどでなくても乾くと結構目立ちますので、やり過ぎには要注意です。

 

柱も沼尻ブルーに塗って、乾燥後にフラットブラックを極く薄く溶いたもので汚していきます。
 左がブルーのまま、右が汚した状態です。

 

これらを合体させてプラットホームに置き、柱の位置をホームに印をして、φ1.5ドリルで穴を明けて差し込み接着。
 とりあえずこれでプラットホームは出来上がりました(^^♪。