皆さんの工作台から

荒井さんの作品から

2002/12/31
 昨日に引き続いて荒井さんの作品を御紹介します。
 まずは、運材台車です。まず、ひっくり返した時にはぶっ飛びました。この縦横比ですから。中子の部分の幅を拡げているのですが、ちゃんとエンド部分がチャンネル状になっているあたりは流石です。
 別海のタンク車。これは木曽の銘酒「中乗りさん」あたりの運搬車に仕立てるらしいのですが、タンクのエンド部分に、SLテンダーの検水コックを付けて、そこから試飲出来るように計らうそうです。チェーンの先にコップを吊るす予定なのは言うまでもありません。呑ん兵衛には堪りませんネ。カラーリングで悩んでいるそうで、未塗装状態です。
 最後は乗工社の静鉄キハD20の拡幅版です。これこそ、全く違和感を感じさせませんネ。どこかの第三セクター鉄道あたりに居ても、おかしくないスタイルです。野沢温泉行のサボや、須坂工場の検査標記はPCで作ったもの(これらの標記を作るためにPCとアルプス電気のプリンターを買ったそうです)。製作途中の写真を見ても、継ぎ目が全く判らないですよね。この作品は、氏の作品がひとつの到達点に達している事を物語るものですが、まだまだ飽くなき欲望が・・・。来社された折に「酒井製ボギーDL」を購入して帰られました。どんな感じになるのか、とっても楽しみですね。




2002/12/30
 久々に荒井さんが遊びに来られ、前回は未塗装だった作品を仕上げて来られました。この世界は荒井さん独特のものですね。因みにここに掲載した写真は、画像処理されたモノではありませんヨ。
 酒井製モーターカーと助六の5tDL。いやー見事なまでにイメージが変貌しています。とにかく氏の作品で印象的なのは、奇想天外なイメチェンも去ることながら、卓越したテクニックです。確かな技術力の裏付けがあるので、「おちゃらけ」ではなく、ちゃんとした作品に仕上がっています。(明日へ続く)




2001/08/08
 荒井さんは長野市にお住まいのモデラーで幼稚園の園長さん。時々メールで車軸の径やら打ち込み寸法などを問い合わせてこられ、何やらやっている様子。でもって、こないだ遊びに来られた時に持参されたのがこのモーターカーです。なーるほど、そうだったんですか。
 見事にから竹割りにされた車体は5mm程拡幅されて、レール幅16.5mmに改軌。使用前使用後みたいな写真を撮ってみると、その凄さが実感できます。
 運材台車も御覧の通り。ここまで徹底すれば、独自な世界が拡がってきますネ。
PS:ウチには16.5mmのが無いだろうと持参されたレールが泣かせます。