立山砂防の長物車＆5m級ベルトコンベア
立山砂防軌道は基本的に工事用作業軌道ですから、様々な建設資材を運びます。
そのツールが当社で発売した無蓋車であり、この長物車である訳です。
構造的には林鉄の運材台車と同じように2台の台車の真ん中に回転するステイクポストがあり、そこに物資を乗せて運ぶのですが、運材台車のようにドローバーで台車間を結ぶという考えはなく、積荷をシッカリと固定して、それで車間距離を決めているようです。
（積荷によってはワイヤーで台車間を結んでいる場合もあります）
なお、実際の軌間は609mmで1/87に縮小すると7mmとなりますが、製品化にあたっては一般的な9mmで製造しております。
模型製品について
１．特徴ある武骨なステイクポストは細密なロストワックス製として、下部の滑車まで再現しました。
２．ロストワックス製のエンドビームを床板に半田付けして、軸受を接着した台枠を床板にネジ止めする
だけで、素晴らしいディテールの長物車が出来るようになっています。
３．製品は台車が2個入ったワンペアでの発売となります。
４．上の外観図に描かれているベルトコンベアは下記のように別売となります。
トータルキット ￥10000
未塗装キット ￥18000
塗装済完成品 ￥25000
＊これは床が鋼製になった最近のものですが、このように多様な用途に使われています。
今回は少しでもお求めやすい価格を実現するために、箔押しの化粧箱を廃して袋詰め包装と致しました。
（未塗装キット・塗装済完成品の場合は専用ラベルを添付した汎用箱に無償でお納め致します。
また、トータルキットでこの箱を御希望の方には実費\617でお分け致します）
製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー（立山砂防用＝沼尻・木曽用と同じです）」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用リンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。
朝顔カプラー（立山砂防用）\493（2個入）、朝顔カプラー用ピン\1600（10本入）、朝顔カプラー用リンク\411
塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-11 建設省グリーン」「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-17 ウェザリンググレー」と「MWC-52 MWシンナー（1リッター）」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。
＊ステイクポストの試作品が出来上がってきています。
立山砂防シリーズの監修をお願いしている青森恒憲氏から、氏が撮影した魅力的な写真をポストカードにしたものを皆さんに、と頂きました！
今迄に「酒井製5t DL」「無蓋車（完成品も含む）」「北陸製モーターカー」をお求め頂いたお客様には、それに因んだものを今回送らせて頂きました^_^。
また、ただいま受注中の「長物車」をご予約頂いた方には、長物車が写っているものを納品時に同封させて頂きます。
なお、完成品を御注文頂いた方には、今後の納品時に同封させて頂きます。（2019.08.14）
＊先日、ある資料を調べたくて、青森さんが撮られた写真をチェックしていたら、Tld-651が牽く列車に長物車を2段重ねにしている光景がありました。
無蓋車もそうですが、立山砂防軌道は折り重なるスイッチバックがある関係から、その有効線長が起因して列車の長さは「機関車も含めて5両まで」という規定があるため、空車で運ぶ際には可能な限り2段重ねにして運ぶからです。
あとは空車で軽いと跳ねる可能性があるので、脱線防止の意味があったのかも知れません。
2本のステイクポストを間に挟んでの長物車の2段重ね。やってみたくなりました(^^♪。（2019.08.25）
5m級ベルトコンベア
「立山砂防の長物車」には上の外観図のようなベルトコンベアを乗せるとお似合いなので、別に御用意いたします。
中のプーリーまで忠実に再現されたロストワックス製で、ハイクオリティーの当社製車両に乗せても遜色のないものになっています。
もちろん様々な情景にもお似合いですので、今までになかったものとしてレイアウトを映えさせるアイテムになるのではないでしょうか？
御予約頂ければ、長物車と一緒に納品させて頂きますし、単品でも販売致します。
トータルキット ￥4000
未塗装キット \6500
塗装済完成品 ￥9000
（完成品は上のような青で塗る予定ですが、特に「この色で」という御希望にも沿うように致します。但し、大まかに「赤く」とか「黄色く」という具合になりますが、御希望色を備考欄にお書き下さい）
＊「木曽のゴンドラ」に載せてみました(^^♪。ベルトコンベアは立山砂防のみならず、このように作業用軌道の現場でしたら何処でも似合うアイテムです(^_-)。
ボクの夏休みの工作(^^♪。
むかし撮った写真を眺めていたとき、ふと思いついて、長物車にパイプを乗せてみる事にしました(^_-)。
ちょうど松本に行く用事があったので、模型店に寄って使えそうなプラ製肉薄パイプを買ってきて早速作業開始。
早速キットを組み立てて、塗装まで含めて一日あれば充分(^_-)-☆。
いつか何かに使えそうだなと思って買っておいたスプリングも使ってみる事にしました。
木工用瞬間を僅かに垂らして固定していきながら、いつも使っている絹糸で縛って固定。
控えめにウェザリングをして出来上がり！
材料さえあれば、2日もあれば充分出来てしまう軽い工作。貴方も夏休みの工作に如何ですか？
（2021.08.13）
