助六型・王滝型（4種）
木曽森林鉄道におけるB型客車というのは最もポピュラーな存在で、作業員輸送は勿論のこと、観光客で増発する臨時列車に組み込まれたりもしました。
そのスタイルは大きく分けて2種類あり、板目が横の「助六型」と、板目が細かい縦の「王滝型」があります。
「王滝型」は更に4種類に分ける事ができ、ドアーの位置・ディテールによる違いから、車体裾の垂木が隠れていて窓が大きなタイプまで、それらを網羅して製品化しましたので、バリエーションの楽しさを存分に味わって頂けるようになっています。
本線から支線までオールラウンドに活躍したB型客車。この機会に増備されては如何でしょうか？
模型製品について
前回Ⅱとして発売した「木曽のB型客車」も、考えてみたら4年以上前のこと。
その際に横雨樋やキャンバス押さえも追加して価格は据え置いたのですが、今回はⅢの時に作った所属標記も加える事に致しました。
その標記はこのようになっています。
1種類しかない助六型はともかく、王滝型は4種類ありますので御説明致しましょう。
No.7・16・18は妻板のドアーが向かって左側にあり、No.10・12は向かって右側にあります。
No.11は左側ですが下の羽目板が3枚になっています。これらは総て車体裾の垂木が露出しているスタイルです。
No.15はその垂木が露出していなくて、妻面にも飛び出していません。少し大き目な窓の効果もあって、ちょっとモダンな感じがするのが特徴です。
今までと同様に、車体裾のフレーム垂木も真鍮の角材を旋盤加工したものを使用して（プレスでカットすると、どうしても断面がダレてしまうのを嫌った設計者のこだわりです）、プレス技術を駆使してカッチリと作られた車体と、ディテール豊かな台車のコンビネーションが自慢で、軽量化を考慮したロングシートも装備されています。
また一見何ら手を加えていないように見える台車も、改良を重ねて転がり性能の向上に努めていますので、当社のショーウィンドウに飾る時も僅かな傾きに注意する程にまでなっています。
所属標記のディカールは標準で付属致しますが、別売も致しますので、小型有蓋貨車などに貼って楽しんでは如何でしょうか？
トータルキット 各\13165 未塗装キット 各\26331
塗装済完成品 各\32914（所属標記はお好みに合わせて御自分で貼って頂く事になります）
別売用・所属標記ディカール \514
製品では形態を重視するために朝顔カプラー対応になっていますが、他社製品と連結させるためにはその車輌に別売の「朝顔カプラー（木曽用）」と「朝顔カプラー用ピン」「朝顔カプラー用リンク」を取り付ける必要があります。その場合には製品と一緒に御予約ください。
朝顔カプラー（木曽用）\493（2個入）、朝顔カプラー用ピン\462（10本入）、朝顔カプラー用リンク\411
塗装は当社製「MWカラー」の「MWC-02 王滝営林署DL用ブラック（屋根板に使います）」「MWC-06 木曽の客車用レッド」「MWC-08 沼尻旧塗装用グリーン（台車・デッキ板に使います）」「MWC-09 クリヤー」「MWC-10 フラットベース」「MWC-17 ウェザリンググレー」と「MWC-51 MWシンナー（0.5リッター）」「MWC-52 MWシンナー（1リッター）」「MWC-53 MWプライマー」をお使い下さい。
＊王滝型No.10、No.11は完売になりました。（2013.11.28）
＊王滝型No.7・16・18は完売になりました。（2014.03.20）
＊助六型は完売になりました。（2015.09.03）
＊王滝型No.15は助六型は完売になりました。（2015.12.20）
