Chapter.9「製材所の製作」の巻

 

当時の尾小屋駅構内の写真を見ると、製材所らしき建物が見えます。写真の片隅に(^^ゞ。
 ボクもそうなのですが、こんな建物なんか写真に撮ってるはずがなくて、ネットで色々と調べても、良くて写真の片隅にチロっと写っている程度です。
 だったら、いっそのことフリーで作ってしまえということで、設計をしてみました。
 あと、本当だと、レイアウト上では右端の方に建っているはずなのですが、バランスを考えて左端に持ってきています。
 基本的には床面積がそこそこあって、高さはさほどない、そんなイメージです。
 機関庫と違って中を見せる訳ではないので、エコーモデルの下見板セットに入っているボール紙を使用して、下見板を貼っていきました。柱は1.5mm角の桧棒です。

 

出入口は大きな吊り戸4枚にして、脇には事務室の出っ張りを設けて変化を出してみました。
 ただ、この吊り戸を開いた状態にしてしまうと、中の機械類を何とかしなければならなくなり、これはエライ事になるので、チョットだけ開けて「朝の始業前」という時間設定にしてみました(^O^)。

 

一旦は吊り戸を付けたのですが、ハタと閃いて、どうせだったら滑車とレールぐらいは作ろうと、φ0.5線と帯金でチョチョイと上下に表現してみました(^^♪。
 奥と右奥には差し掛けを設けたので、これも作っておき、基礎部分は2mm角棒で表現しました。

 

屋根は瓦葺棒として、駅舎と同じように作っていったのですが、1mm角棒をこれだけ切り出して接着していくのは忍耐との勝負(^O^)。どうもワンパターンの作業に弱いボクです・・・。
 しかし、最近では木工用瞬間接着剤も、ホームセンターに行くと安いのが売ってるので、心おきなく使えるのが良いですネ(*^^)v。

 

屋根も出来上がって製材所本体に接着。差し掛けにも波板を貼って、一応は体裁が整いました!
 イメージではこの差し掛けの下には、普段使わないような鉄板や、何かの時に切っておいた竹などを置いてみようと考えています。

 

下見板は機関庫よりも色気を出したかったので、黒ではなく焦げ茶色の塗料を薄く溶いて、例によって何度も塗り重ねていきました。
 片隅に写っている製材所のカラー写真を見ると、どうやら屋根は青っぽいようでしたし、レイアウト全体を見た時に、青い屋根というのは視覚的にポイントになると思い、このような色に塗ってみました。
 画竜点睛は看板の設置。この「マルカ製材」というのは勿論架空の会社ですが、製材した木材に「〇の中にカ」というハンコが押されている、そんなイメージです(^_-)。
 それに、誰が見ても「あ、これは製材所なんだな」って思って貰えるでしょ(*^^)v。
 窓枠はエコーモデルのものを使用して、雨風に濡れて汚れて、手入れを殆どしていない感じでウェザリングをしてみました。
 中がガランドウなのが見えても困りますしネ(^^ゞ。

 

さて、製材所が出来上がったところで用地の確保です。
 上にも書きましたが、左側に置く事は決めていたのですが、裏山と機関庫との関連から、ようやくこの位置に決めて、基礎をレイアウトパネルに接着してグレーに塗っておきました。
 製材所の建物1個だけでは寂しいので、木工所も作ってみようと思い立ち、それの設計を始めましたが、その話は次回で。