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「沼尻鉄道ボサハ12」を見る


沼尻鉄道ボサハ12は同型車13と共に、昭和3・4年に丸山車輛で製造された木造ボギー客車です。もとは栗原鉄道サハ1403・1404を名乗り同鉄道が762mmから1067mmに改軌した際に、不要となった客車を譲り受けたもので、昭和31年2月から使用を開始されています。栗原時代にデッキのクローズ改造がなされていたようです。
  僚友13と共に現在では、「猪苗代緑の村」に保存されています。  取材:1995.5.19


@AB栗原時代よりもカプラー高が低いため、本来あるべき端梁の下に移設されています。沼尻のボギー客車といえば、ボハフといった一連のオープンデッキ客車がイメージされますが、雪国の沼尻ではこちらの方が使い勝手が良かったのではないでしょうか?


CDEフレームと台車まわりを見ます。台車のホイールベースは1016mm(他のボギー客車も同様)車輪径は521mmです。下の写真の右端はデッキステップです。