上田交通*風格のある中間駅を観察する-1


上田交通中塩田は地方私鉄ファンならば誰もが知っている、風格のある駅です。かつては交換可能な駅でしたが、現在は対向ホームは保線資材置き場になってしまいました。しかし、モルタル作りの駅舎は健在で、我々に「佳き時代の地方私鉄」を感じさせてくれます。
取材:平成16年3月21日 上田交通中塩田

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腰板部分がライトブルー、幕板部分が色に彩られたライトブラウンの駅舎は、佳き時代のデザインを感じさせてくれます。窓面積の広さも見逃せません。


ひと昔前には地方へ行けば、このような駅はそこここにあったものです。日当たりの悪い北側には、ツタが絡んでいるのも、ディテール表現には良いかも。それをすることによって、方角が表現できます。建物に向かって左から3分位の位置に転轍器があった部分には、トタンが置いてありました。ただ、ホームの側面にはロッドが通る穴が残っています。


対応側のホームから見ていきます。今では使われなくなった線路を渡る階段が残っています。



ホーム上を見ていきます。張り出しや改札口の作りが、イイ感じです。