キット組立講座


浜中&標茶のボギー無蓋車



浜中ではゴンドラ型のミルクカータンクローリーのミルクカーが使われていましたが、このようなボギー無蓋車でも集乳缶を運んでいました。
 また、標茶では逆に上記のような貨車は使われずに、専らこのボギー無蓋車が活躍していました。
 雪印乳業専用となっていたタンクローリーと組み合わせるのは無理がありますが、明治乳業は集乳缶での運搬でしたから、ゴンドラと組み合わせると妙があるでしょう。
 そんなボギー無蓋車の魅力を、この組立講座から感じ取って頂ければ幸いです。



第1回
1.まず最初に側板と妻板とを箱状に組み立てます。側板裾の左右に出っ張っている部分を妻板に引っ掛けるようにして、各々裾合わせで直角かつ垂直になるよう留意して半田付けします。


2.床板にはボルスターを半田付けします。

3.ボディーの上方向から床板を落とし込み、裏側で半田付けをしますが、折角綺麗に半田付けしたボディーの半田が外れてしまうのが惜しいですから、瞬間接着剤で止めても良いでしょう。前後左右が均等になるように留意しましょう。


4.台車枠に軸受を半田付けしますが、これも瞬間接着材でやっても良いでしょう。

5.あっと言う間に出来上がってしまいましたので、仮に台車を組み立ててセンターピンで止めてみます。
 側板の下に出ている「アオリ戸受」は僅かに外向きに揃えておきましょう。

第2回
1.塗装に移ります。総ての部品をMWC-53 MWプライマーで下処理しておき、MWC-02 ブラックで塗ります。
 MWC-09 フラットベースを僅かに加えたクリヤ−でオーバーコートしてから、MWC-17 ウェザリンググレーで化粧をしてやります。
 ただ、レタリングもない黒一色ですから、黒く塗ってウェザリンググレーを吹いただけではつまらないので、タミヤのウェザリングマスターで更にお化粧をしてあげたら、ディテールのメリハリがクッキリと出て良い感じになりました(^_-)。

 


2.塗り上がったら、台車は車輪を組み込みながら1.4x2mmビスでマクラバリに止め、スプリングを介してセンターピンで床板に止めます。



第3回
1.この製品用として別売で「集乳缶」が販売されていますので、是非乗せてやってください。
 本体・蓋で構成されていますので、本体に蓋を瞬間接着剤で止めるだけです。
 MWプライマーで下処理したあと銀色に塗ります。集乳缶には酪農農家の管理番号が書かれていて、出荷した農家が判るようになっています。これをぜひとも再現してみましょう(^^♪。
 当社の製品には帯用のディカールが付属している製品が多数ありますが、今回はその余白部分を使います。
 別売のアルプスモデル製「木曽タンク車用」の赤い数字がピッタリですので、これをディカールに転写して、プラ用塗料のクリヤーでコーティングしておきます。これを集乳缶に貼るだけなのですが、じかにインレタを転写するよりも格段に楽ですので、皆さんも試してみて下さい。

 


2.集乳缶を好みの位置に接着して出来上がりです\(^O^)/。










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