木曽町の「御料館(平成26年7月に開館、旧帝室林野局木曽支局庁舎)」で公開運転会が催されました。 その模様と運転会が開催されたこの建物について御案内させて頂きます。 この建物は明治36年に帝室林野局木曽支庁として建てられましたが、昭和2年の木曽福島町大火により消失し、同年12月、わずか6ヶ月で旧庁舎を模したこの庁舎を再建しました。 昭和22年からは、林政統一により新設された長野営林局の庁舎として使用されていたものを、木曽町が平成22年に庁舎及び敷地を中部森林管理局から買い受け整備・公開したものです。 いきなり尾籠な話で恐縮ですが、これは男子用トイレの手洗い場で、このシンクは当時から長年使われていたもので大理石製です。 支え金具はヒビが入っていたのでレプリカですが、チャンと型が残っていて、性格に模造したそうです。 当時のままの執務室も公開されていて、落ち着いたアールデコ様式の建物とともに、当時のロマンを感じる事ができます。 この木曽谷の模型は総木曽桧製です!戦前の産業博覧会向けに作られたものだそうで、とても重たいものなので、分割式になっているそうですが、ハリボテではないので、山のひとつひとつはノミで削って仕上げてあるそうです。 さて、公開運転会の模様です。今年から8月11日は「山の日」に制定された関連から、木曽町教育委員会が企画した催しで、「木曽モジュール倶楽部」に協力を要請され実現したものです。 地元の方々はもちろん、遠方からも来場されたそうで、過去のイベントで作ったパネルなども利用して、「木曽森林鉄道」について解説されていました。 今回は本線ものを中心にモジュールを組んであるので、走る車両も本線仕様のものが中心になっていました。 流石に運材台車を多数つなげて走る様は壮観で、このような運転会ならではの醍醐味と云えるでしょう。 その模様はYouTubeにUPしておきましたのでお楽しみください。 |