もりこーの木曽路日記

平成14年8月25日ー採寸の旅

Chapter.4 アルカディアに保存の機関車考



森川様、こんばんは。XXXXです。
 今日友人からワーゲンさんのHPに、木曾森林のDLの保存記事がでていたというので私もさっそく開いて見ました。
 お答えします。この機関車の保存場所はある林鉄関係の情報筋から昭和末期頃から知ってました。機関車の管理番号は52(76)号機です。
 私は2度この地を訪れています。2回目の時はH、4年頃、もうこの時には客車はありませんでした。この地に機関車があると聞かされまして、実ははっきりした地名がわかりませんでした。
 はっきり言いまして、調べるのに苦労しました。実は、この機関車を最初に訪問したのは、私の知り合いの林鉄仲間の中ではこの私なんです。あしすらず。前に某雑誌にも掲載しました。
 参考のために最初の訪問時の写真を掲載しますので参考にして下さい。デジカメがぼろいため、綺麗に複写できませんがお許し下さい。それでは。


この記事を発表してから、上記のようなメールを頂いたり、様々な方から情報を頂き検討した結果、下記のような結論に至りました。ネコパブリッシング発行・西裕之著「木曽谷の森林鉄道」を御覧になりながら参考になさってください。ご協力有難うございました。
  こうやってみると、52号機という管理番号は、74・76号機が改番される時の弾み板のような存在で、なかなか興味深いものがありますネ。なお、記載の管理番号は総て新番号です。
  しかし、HPに様々な保存車輛を訪ねる旅を掲載しているのに、「他にもこんな所にこんな車輛が保存されていますヨ」という情報は入ってこず、今回のように発表してからこのような情報が入ってくる、というのは昔から変わらない「ナロー趣味人の習性」なのでしょうか?チョッピリ残念な気がしました。今回も親切な或る方から情報を頂いたからこそ採寸することが出来た訳で、それが正しいプロポーションを持った模型製品の実現に繋がる可能性が出てきた事になります。発端となった情報を頂かなかったら正しいプロポーションはおろか、製品化も有り得なかったかも知れません。情報をお送り頂いた方に感謝するとともに、今後とも皆様のご協力をお願い致します。
  あと、落ち着いて写真を検証したところ、長野営林局に保存されているカブースにはエアーホースが無い事に気づきました。こんなことは有り得ないので、やはりこの下回りは保存にあたって履き替えたものと思われます。

52号機47年5月に廃車




74号機47年5月以降に52号機Uに改番48年8月以前に76号機Uに改番48年8月に古川氏撮影38年6月廃車は誤記「むさしや」で発売のHゴム2枚窓前面・正面2個ライト197〜199ページ
76号機44年10月に北市氏撮影48年8月以前に52号機Vに改番51年5月に廃車アルカディアに保存76号機の名義を52号機Uに与える時に正面2個ライトも贈与54・199ページ中段 ・製造番号5011