もりこーの木曽路日記

平成14年6月23日ー採寸の旅

Chapter.3 赤沢のタンク車を訪ねるの巻



今回のもうひとつの目的が、タンク車の採寸でした。御存知の通りタンク車はDLや集材機などにガソリンを配布する目的で作られ、丸型(6両)・大型楕円(19両)・小型楕円(6両)の3種類がありました。丸型は残念ながら現存しませんが、楕円の方は幸いにも保存されています。
  前回に御報告しましたが、秋の模型ショウ向けに「田島のジオラマ」を製作中で、田島と言えば「やっぱりタンク車でしょう」ということでその資料集めに出掛けた訳です。現役当時の写真が丹羽さんのアルバムに残されていますが、タンク車の基地となっていた田島だけに、ズラーッと並んだタンク車は魅力的ですネ。
  また余談ですが、長野営林局に保存されているカブースの足まわりは、タンク車のものです。保存にあたって履き替えたのか、現役当時に何らかの理由でされたのかは不明ですが、なかなか面白いですね。
  なお、当日は撮影しにくい現場状況でしたので、平成13年4月29日に撮影したカットも含まれています。ご了承ください。


左大型・右小型楕円タンク車の側面を見ます。こんなに印象が違います。


ブレーキポスト(大小共通)側から見てみます。


そして反対側からも。


ポンプは備えられていないので、ポリタンク等に一旦受けて給油していたのでしょう。


台枠は運材台車の流用ではなく、軸バネを備えた専用のものが用意されました。


デッキ板はカプラーバネを避けるため、中央部が山型になっています。