軽便祭2006に向けて


去年に引き続いて、軽便祭に向けての「木曽&軽便モジュール倶楽部」の合同運転会が、去る8月27日に開かれました。ここでは、その模様を早速レポートしていきたいと思います。皆さん、気合が入ってますよ!




去年の「軽便モジュール倶楽部」の方は、まだ立ち上げたばかりだったのですが、今年は「沼尻」に的を絞って会員の皆さんが思い思いに力作を披露。しかも大作の沼尻駅は有志会員による協同製作ということもあって、かなり力の入ったものとなりました。

 

川桁から沼尻までの各駅とその情景を再現していく今回の軽便モジュール倶楽部。ということは、当然エンドレスにはならないのですが、ひょっとしたら運転上の都合で、川桁と沼尻とを結ぶことになるかも。

 

 

これが大作「沼尻駅」。特徴あるあのデルタ線を再現して、その奥の硫黄積み込み場までを再現しようというのですから、当然デカくなりますよね。駅舎は先日の遠征で採寸したもの。名手・宮下さんによる力作です。

 

酢川野鉄橋を再現するのは松賢サンバさん。写真の状態まではいったそうですが、あと一ヶ月弱。本人はやる気満々ですから、大丈夫でしょう!!

 

 

これは植原さんの新作「内野のあたり」です。農村の原風景のような情景を緻密に再現しています。併用軌道の感じがいいですよね。

 

宮下さんの新作「白津駅」。なかなか良い感じですが、完成までもうひと息かな?

 

「シェフ」の新作コーナーモジュール。特定の情景を再現したわけでは無いのですが、それだけに「どこにでもありそうな」感じに仕上がっています。流石シェフ!!

 

スムースに運転をするためには、ひたすらレールを磨きます。左は川桁、右は沼尻とその手前の25‰勾配区間。

 

ウチのDC12やセタも皆さん各様に仕上げて来られました。左はくりしま牧場さん、右は植原さんの。

 

ガソに組み込んだカメラでキハの走る姿をディスプレイ表示。当日もこんな情景を見せてくれると思いますよ。






今回の「木曽モジュール倶楽部」の方は、2級線に的を絞っての公開運転会となります。DCCを利用しての続行運転など、見どころは満載だと思いますよ(^-^*)。

 

 

2級線と云ったらやっぱりWオメガループでしょう。こういった大作はシェフにお任せです。Wオメガの部分にはウレタンフォームが貼ってあって、そこに爪楊枝をカットしたものを刺して橋脚としていきます。さらにその上に、これまた爪楊枝をカットしたものを木工用瞬間接着剤で止めていきます。ボクと雑談をしている間も手だけは動き続け、15分ほどで30cmほど進んでしまいました。この方法の良いところは、高さの微調整が可能なこと。線路を敷いたあとでも高さを修正できるのが良いと教えてくれました。右下のはU太さんの新作。30年以上も前にDER FUNFER名義でとれいんに発表された伝説的なレイアウトを彷彿とさせる光景です。仕上がりが楽しみですね。

 

左は諜邪丸さんの新作、右はくりしま牧場さんの新作。このような状態でも当日までにはちゃんと完成させるんですから流石です!!

 

お馴染みの「坊主岩構内」の情景ですが、見慣れぬDLが。U太さんが作られた杉沢の加藤が右から2両目に居ます。どんぐりさんはレールクリーナーの新作を持参。巧みに運材台車に組み込んでいました。



9月23日の「軽便祭」に向けて、皆さん頑張っています。当日はこれら2組のモジュール運転のみならず、ナローに力を入れている鉄道模型メーカー各社も参加する予定ですので、秋の一日をタップリと楽しめることと思います。では中野サンプラザでお会いしましょう!!