よもやま話

2022/04/27 なべとろ
 

先日、県内にお住いのお得意様が新製品「九十九里のキハ102〜104」の引き取りに来られました。
 その際に「そういえばナベトロは製品化しないんですか?」という話になり、ウチではグランビー鉱車は製品化したものの、ナベトロはまだ製品化していない事に気付きました(^O^)。
 もうじき加藤製4tGLも発売になることだし、こないだの日曜日に早速、信州新町に保存されているこれを採寸しに行き、一気に外観図までは仕上げました(^_-)-☆。
 車輪は今までで一番小さなφ3.8でも大きいので、採寸した通りにφ2.8のものを新たに作ることにします!
 部品構成としては、左右2分割にした台枠をM1.2のビスで止めて、なべ部分を1体のロスト、なべを支える前後のポスト、という風にして、5点+軸受+車輪という構成になると思います(^_-)-☆。
 もちろん、なべ部分は可動で倒すことも出来ます(^^♪。
PS:実物は2フーターなのですが、一般的な2フィート6インチ(9mmナロー)とするため、プロポーションの維持には苦労しました。

2022/04/24 模型の世界にも影響が

まだ受注は開始していませんが「木曽の協三製10tDLV*No.139」と「九十九里のキハ201」のエッチング用のフィルムが昨日出来上がってきました(^^♪。
 しかし、ここで大きな問題が発生して困っています。
 ロシアのせいで模型に使う材料が品薄になってしまい、7〜8月にならないと材料屋から入ってこないという電話がエッチング工場から一昨日ありました。
 こんな事は工場を始めて初めてだそうです。
 創業以来30年間、モデルワーゲンは窓枠などに使うエッチングヌキには、洋白を使ってきました。
 その理由は真鍮よりも腰がシッカリしていて、見た目にも美しいからです。
 しかし、洋白のt0.3などという板は需要が少ないそうで、より需要のあるもの(つまり、よく売れるもの)に原材料をまわすということで入手が困難になっているそうです。
 夏まで製造をストップする訳にもいかないし、その7〜8月にしたって確かな話なのか疑問です。
 プレス工場にも電話をしたのですが、確かに材料は手に入りにくくなってるし、値段もかなり上がってると。
 他の材料屋に当たるべく手配はしたのですが、月曜日にならないと結果が分からない訳で、えらい迷惑な話です。
 最悪の場合は仕方がありませんので、いま製造中の「立山砂防の加藤製4tGL」からは、窓枠などのエッチングヌキには真鍮のt0.3を使わせて頂く事になるかも知れませんが、何卒ご理解下さいますようお願い申し上げます。


2022/04/06 木曽のカブースU No.4 続報
 

先月の「よもやま話」で書いたカブースNo.4は設計も終わり、受注開始に向けて準備中です。
 御覧のようにブレーキポストは台枠や鉄製のデッキ板も同じダークグリーンで、異彩を放っております。
 設計にあたり様々な写真を調べていたら、妙なことに気付きました。
 津幡に保存されていた(上物は朽ちて解体されたようです)はブレーキポスト側のテスリが小さいのに対して、現役当時はその逆。
 保存にあたりキャブを逆に付けてしまったのでしょうか?(^O^)?
 同時に他の号車も再生産致しますが、これらにも今までは付けていなかったドアーハンドルを付属させることに致しました。
 どうぞ、楽しみにお待ちください(^^♪。