Chapter.10「雑木を植えていく」の巻

 

下草はいわば地面の下仕上げですから、この上に雑木を植えていき立体感を出していきます。
 立体感を出すのに具合が良いのは古典的素材のライケンです。昔はこのライケンをよく使ったものですが、最近では陳腐化してしまい使わなくなりましたが、ケーキのスポンジのように土台として使うには打って付けです。
 他には食べ物の「でんぶ」のようなスタティックグラス。これは立体的にはなりませんが、ニュアンスを出すには重宝しています。

 

ライケンやスタティックグラスで下処理をした後でフォーリッジをその上に乗せていきます。つまり、様々な素材を使って単調にならないようにする、これがキモです(^_-)-☆。

 

 

このようにしてフォーリッジを「垂れさがったような草の繁茂」の雰囲気に使うと実感的になります。
 しかも、その雑木の葉っぱが「列車に被さって車体を打つ」ような感じにすると余計良いでしょう(^^♪。

 

それを確認するために、時々は車両を置いてみます。
 これまたアクセントをつけるために「ミニネーチャー」の雑草も所々に植えてみました。

 

ただ、このミニネーチャーの雑草は生な色なのが嫌で、フィールドグレーを原液のまま塗って、色を落ち着かせてあります。
 これが雑木を植え終えたところですが、だいぶそれっぽくなってきました(^_-)-☆。