9月8日 松山〜下灘〜松山〜帰路の巻



旅程最終日。思わぬハプニングに見舞われましたが、何とか様々な車輛の採寸も完了し目的達成。ホッとしたひと時でした。出かける前に「最終日くらいはボケーっとしよう」ということにしていたので、青春18きっぷのポスターの舞台に数回なった予讃線下灘駅を目指しました。



 

  

ちょっと早起きして市内で松山電鉄を鉄チャン。路面電車と鉄道線が市内を走っています。土佐電鉄でもそうでしたが、路面電車の魅力って、ゴロゴロいうあの走行音ではないでしょうか?ゆっさゆっさと左右に揺れる車体イイですネ。それに比べると鉄道線の方は京王5000系でチョットつまんない。もう全国どこへ行っても京王5000系だらけっていう感じです。



  

 

ここが下灘駅。「憧れの」と云っては大袈裟ですが、青春18きっぷのポスターを見ては「あー、こんな駅で静かな瀬戸内海をボケーッと眺めてみたいもの」と願っていたものです。同じ列車で松山から御同好の方々も居たのですが、すぐに来る上り列車で立ち去ってしまいました。次の上りまであと2時間半。時間はたっぷりとあります。理屈っぽい話が大好きな二人は、ボクが提示した「宇宙と動物の細胞の核との構造の酷似性」について、あーでもないこーでもないと論じ合ってしまいました。ひょっとしたら、宇宙って何かとてつもなくデカイ(いや、ひょっとしたら人間がそう思っているだけで、案外デカくないのかも)生き物の細胞の一部かも知れない、なんていう話です。面白いでしょ?(そーでもないかな?)



 

松山まで戻った我々は、アンパンマンのマンガに彩られた特急しおかぜで一路岡山へ。側板のは乗ってしまえば見えないから、まだイイとしても、天井のにはビックリ。乗客はみな見て見ぬふりをしていました。岡山からはのぞみ。乗り換え時間が6分しかないので、到着するやいきなりダッシュ!50男には辛いものがあります。




のぞみの車中の人となった我々は、今回の思い出話に花が咲き、様々なハプニングも良い想い出となりました。そんな会話も大阪を過ぎるころには途絶え、心地よい眠りから目が醒めたら濃尾平野の真っ只中。アンビシャス・ジャパンの案内音で現実に引き戻されたボクは、名古屋で降りたのでした。さあ、今回の採寸をどのように製品に反映させるか、これが課せられた課題です。