9月7日 高知〜宇和島〜松山の巻



ようやく台風も山口県の日本海沖に抜けて強風はまだあるものの、とりあえず高知駅に様子を見に行ってみました。土讃線はわずかに伊野まで運転再開。とにかく少しずつでも前進することにしました。



  

 

土佐電鉄も運転を再開。まる一日運転されていなかったレールは、まるでフロッキルのサビ色を塗ったよう。駅前の線路配置はダブルクロスになっているので、ポイントマシンも2個用意されていました。でも何だか新鮮ですね、こういう風景も。



 

朝ご飯の土佐名物「焼きさば寿司」。光り物の寿司が大好きなボクはこれを駅の売店で見つけて大満足。あとはお世話になった穂高駅へのお土産として買った「ごめんせんべい」と自分へのお土産の「龍馬のこんぶ茶」。またもやあの方のあのポーズが登場です。昆布茶って大好物なんです。ちなみに「ごめんせんべい」の「ごめん、ごめん」とは後免駅、「いいの、いいの」とは伊野駅をもじったものだと思います。



 

運転再開を待つ高知駅のホーム。上り線も土佐山田までの区間開通です。とりあえず伊野まで移動。キハ58系って雑誌で存亡の危機が騒がれていたりするので、もう見られないのか、と思っていましたが、案外いるものですネ。



 

伊野で1時間ほど待たされて、次に須崎まで移動。まさに匍匐前進です。須崎はチョットいい感じの駅。写真の右向こう側には貨物側線もあって(車止がヤシの木の下にチョット見えますよね)、理想的な中規模の駅っていう感じですよね。駅前の食堂は台風が来る前からこんな感じだったんじゃないかな?



 

  

ようやく予土線への乗換駅・窪川に到着。予土線の運転再開は14:37まで待たなければいけません。約3時間。まあのんびり行きましょうや。お遍路さんの旅笠が四国らしくて旅心をそそります。ここでも全く列車が走っていなかったため、線路はサビ色。模型と違ってこれでも走るんですからイイですよね。高松の仲間由紀恵に続いて、ここでは松嶋菜々子がお出迎え。ニッコリ微笑んでくれます。タイル張りの水飲み場がチョットいい感じですね。



  

予土線は四万十川との旅。最後の清流、とよく言われますが、この時ばかりは凄い濁流でした。とはいえ、土佐大正から先の車窓風景はギャラリーを楽しませてくれます。江川崎駅で約15分の停車。トイレのない列車で長時間運行のためでしょうか?ボクはしっかりスモーキングタイム。トイレの入り口にはバケツが置いてあって、「水が出ないので、バケツの山水を流して下さい」と張り紙されていました。何だかイイ感じだな〜。



 

宇和島に17時。すぐ予讃線に乗り換えて松山を目指します。伊予の国はミカンの産地。車窓からはミカン山が次々と見えては消えていきました。大洲あたりでは綺麗な夕焼けが見えて、明日の快晴を約束してくれました。(続く)