9月4日 穂高〜名古屋〜岡山〜高松の巻





 

穂高駅6時5分発の大糸線始発に乗車。穂高駅の側線には見慣れぬ車輛が。これってレール交換の時に使うものですよネ。それにしても、後ろの車輛はこの長さで2軸。凄いホイールベースの長さですねえ。



 

松本駅に着いたら松本電鉄がお出迎え。大糸線と松電とは同じホームで向かい合っています。何気なく見ていたら気になる表示が。K点って何だ?冬季オリンピックのジャンプでは「K点越え」というフレーズをよく聞いたものですが(このK点っていうのも意味が判らないけど。まさか危険ポイントの意味=Kiken点の略でもあるまいし)。松本からは「ワイドビューしなの」で名古屋入りです。



 

初めて渡る本四連絡橋。やはり思わず車窓にカメラを向けてしまいますよね。四国に渡るのも初めて。盛んに全国行脚をしていた頃には、四国には既にSLは無く、それが理由で今まで行った事が無かったんです。初めて見る四国の風景は実に新鮮。オッパイ型というか甘食型というか、富士山とも違う山の形にまずビックリ。毎日北アルプスの峰峰を眺めているせいでもないのでしょうが・・・。



 

最初の一歩を高松駅に踏みしめたら、国鉄色のキハ65+58が待ち構えていました。おー!!やっぱ急行色はイイなあ!ホームには鉄チャンと思しき数名のカメラマンが、盛んにシャッターを切っていました。改札口に向かったら今度は仲間由紀恵が農協を代表してわざわざお出迎え。どもども。



 

ホテルに荷物を置いていざ取材開始。まずは琴電です。JR高松駅のほど近いところに琴電の高松築港駅があります。しばらく待つともと京王5000系が到着。歌舞伎の隈取みたいな塗り分けですネ。これに乗って仏生山車庫まで行きます。この駅の雰囲気、いかにも私鉄の電鉄っぽい感じですね。



 

古豪500系が車庫の前で雨に濡れて佇んでいました。この角ばった感じがイイ感じです。整備用のピット。いざ、レイアウトを作ろうとすると、案外詳細が判らなかったりするもの。こういったものも撮影しておくと、いつかは役立ちます。



  

今日の目的がこれを見ること。デカ1。電動貨車です。トキにブリルの台車を履かせて、オマケにUNICを付けちゃった。そんな感じです。黒い車体に黄色い帯をキリリと締めて(かなりかすれていますが)、キャブはクリームと朱の塗り分け。そのキャブも無骨な箱型ではなく、気持ちRを絡めたデザイン。最高ですネ。何だか漁船を思い浮かべてしまいました。



 

再び仏生山駅。向こう側のホームに渡るところです。こういった作りも記録しておくと、何かに役立ちます。しかし、1435mmの軌間は広いですねえ、やっぱ。列車の到着を示す電光掲示板。トローンとした色合い、もろアナログの感じがそそります。



 

「こんぴらさん」で有名な琴平。左は琴電、右はJRの琴平駅です。いずれも竜宮城というか、時代がかったデザインで、参拝者の気分も盛り上がるのでしょうネ。



 

やっぱり「讃岐うどん」は食べておかないと心残りになるでしょう。「こんぴらさん」にほど近いこのうどん屋さん。たまたまホイと入ったのですが、何だか有名らしいです。オススメの「金毘羅饂飩」。想像通りというか、麺はシコシコで最高なのですが、どうも味付けが江戸前の舌にはチョット・・・。醤油を入れたくなってしまいました。麺と具を食べ終わった時点で、ツユを通してどんぶりの底が見える。やっぱりボクは水面から5mmくらいしか見えないようなツユでないと駄目のようです。



とまあ、こんな風にして始まった今回の旅行。何とか初日は傘をさして雨をしのぐことが出来ましたが、空は風雲急を告げていました。(続く)