「木曽を視察する」の巻


会員はみなジオラマ作りにせっせと励んでいましたが、やはり「その目」になって実景を観察しようじゃないの、と言うことになって、3月15〜16日に「視察会」が催されました。
 当日は生憎の曇りで、時折雪が舞うような天気でしたが、逸るココロを抑えられない皆さんは、そんな事はものともせずに、デジカメをピッピッと押していました。
 僕にしても、今までは車輛中心で木曽路を回っていたので、新しい発見もありました。そんな視察会のレポートです。


  
塩尻でレンタカーを借り出して、さあ出発です。途中三岳で味っぽい製材所を発見して急停車のひとコマも。


  
松原の先あたりには集材機の置き場があります。発売を前に、皆さん盛んにシャッターを押していました。


  
大鹿淵。シェフさんはこのモジュールを製作中なのですが、何度もアッチャーという叫び声が。


  
  
大鹿の機関庫は残っています。内部が見える機関庫では、屋根を支える柱の表現も重要なポイントです。


  
この詰所も昔のまま。向かって左側の妻には、観音開きの扉がありました。何故だろう。


  
シェフさんは自作の大鹿の「物見の塔」を持参して、在りし日の場所で記念撮影。


  
滝越に移動。平沢デパートのおばちゃんとも話が出来ました。いつまでも元気でね。


  
薪をうず高く積み上げた詰所。因みに薪の長さは30cm前後でした。ぜひ模型でも再現しなきゃ。


  
やまばと用7tDLの車庫。屋根に明かり窓があって特徴的です。誰か作るのかな?


  
上松運輸営林署事業部と書かれたガソ計を発見。今まで何度も訪問していましたが、気づかなかったです。


  
雪が積もっていると、俯瞰撮影も出来て良いです。雪の中に羽目板の広い有蓋貨車もみっけ。


  
田島のこれらの建物も、道路拡張で取り壊されるそうです。見るなら今のうちかも。


  
田島のホームと黒田付近の鉄橋の石積。後者の石積は丸と四角の組合せで、模型製作の参考になりました。


  
  
関山公園にて柿其のNo.106。ラジエター左右の前照灯が特徴です。2段ステップにSKW台枠。


  
モノコック運材台車。ステイクポスト下部の回転用滑車に注目。模型化してみたいアイテムです。


  
  
上松にてお決まりのΩループと安全塔。運輸事業所の前と後ろから。崖っぷちに建っています。


  
  
橋梁2題。ガーターの外幅は1300と1480がありました。軌道の幅よりも広いんですね。


  
上松のホーム跡と運輸事業所の詰所。ホーム跡は言われなければ判らない感じですね。


  
寝覚ノ床でNo.98と120に御対面。須原発電所で関西電力のKATO&岩崎客車に御対面。


  
大桑でE型貨車をウォッチング。


実はこのあと、JOMOのモーターカー、桃介の5tDL、阿寺砂小屋に行ったのですが、デジカメのメモリーが満杯になってしまい、撮影は断念しました。
 残念なニュース。砂小屋にあった、大型B客とカブースは綺麗に撤去されていました。でも、クルマで行ける阿寺沢線の跡は、そこここに鉄橋が残っていることや、風景の素晴らしさから、もっと注目されても良いスポットだと思いました。