珊瑚祭では



そして2日目の11月3日は、東京方南町共同ホールでの珊瑚祭。サンプラザでの公開運転会を5時に終えたメンバーは、共同ホールへの搬入時間9PMまでの間、夕食にあてたり、しばしの休憩をとったりして過ごしました。僕と蜜澤クンは高級回転寿司屋へ。山国の信州では、交通手段が発達したとはいえ、なかなか新鮮な魚介類が食べられないので、この時とばかりに駆け込みました。僕はマグロよりもサバやコハダといった光モノが大好物なので、こればっかり。舌の上でとろけるサバを食べたのは本当に久しぶりで、大満足!!さあ、胃袋も満たしたし、さあ搬入です。
 珊瑚さんの小林社長も仰っていましたが、手弁当で夜中まで手伝いに来て下さるお客様の何と多いことか。ここまでメーカーとユーザーさんが一体になって作り上げる「模型ショウ」は見たことがありません。本当に幸せなメーカーですね我々は。時間が切迫していたので、設営の模様は撮影できませんでしたが、結局形になったのは午前1時を少しまわった頃。


写真をクリックして大きいサイズで御覧ください。


10AM:開場です


朝の天気予報では午後になって雨がパラつく、ということでしたが、11時頃から小雨が降り出してしまいました。でも模型好きな方々は、そんな天気は関係ないんですよネ。狭い会場はもう午前中から熱気がむんむん。珊瑚さんの方では、様々なゲージの持ち込み車輛がエンドレスを走り廻っているし、腕自慢の車輛をネタに講演会もあるしで、もう何が何だか判らなくなっちゃうようなめまぐるしさ。久保田さんのD50も爆走していました。ラーメン屋のヤマトは、あまりの忙しさに、チャーシューが底を突いてしまったほど。


写真撮ってる場合じゃないでしょ

ウチのコーナーでも記念発売の「5tボギーDL」や「KMCグッズ」を求める方や、毎年お馴染みの当社の組立師大内君にアドバイスを求める方など、てんやわんやです。だもんで、ウチのコーナーの写真ってあまり撮ってないんですよ。


  

  

  

これらのKMCジオラマや特製シールは、写真を撮る間もなく本当にアッという間に売れてしまいました。だもんで作者が竣工時に記録しておいたものを拝借。上の6アイテムが\5000、下の3アイテムが\10000なんですから、売れて当然ですよね。(車輛は含まれません。これらの写真はクリックしても大きくなりません)


モジュールレイアウトの方でも

盛んにデジカメやビデオの嵐。会員に作り方のコツを聞かれる方や、そこから模型談義に花を咲かせて、旧知の仲のように話に盛り上がっている場面などなど。そこにちょうど遊びに来ていたエコーモデルの阿部さんまで加わって、そこいらじゅうで地面の話でもちきりでした。


旧友の来訪

午後になるとRMの名取さんが来訪。彼は大昔に同じ会場で「軽便祭」を開催したときに「CRUNK UNION」名義で「生駒銅山軌道」を出されていた生粋のナローファン。あの頃の昔話で僕と盛り上がっているところに、昨日のコンテスト審査も終えて気軽に遊びにこられていた西さんも加わって記念撮影。西さんが昔「坂井和久」というペンメームで発表した5tDLやホイットコム、展示されている作品を見るのに、西さんから拡大鏡を借りて覗き込む視線は、純粋にモデラーのそれに戻っていました。しかし、お互いに歳取ったもんだね。


祭りも終わり・・・

閉場は6時。名残惜しそうなギャラリーの皆さんが出て行かれたあと、スタッフが一同に集まっての打ち上げです。珊瑚の小林社長の挨拶に続いて、僕の三三七拍子の手締めと万歳三唱!!どうです、この嬉しそうな顔。気持ちの通いあったスタッフに囲まれて、とっても幸せなお祭りでした。スタッフの皆さんご苦労様、そしてご来場下さったギャラリーの皆さん有難うございました。片付けが終わって中央道を西進。翌朝起きて外に出てみたら、空気がひんやりして、信州は初冬の気配でした。