山下さんの「謎の酒井製5tDL」

 

審査員特別賞に選ばれたのが山下さんのこの作品です。この機関車も特撰の97号機と同様に、適材適所にパーツを使いながらも、必要な部分は自作で纏め上げられています。
 まず特徴あるキャブは、前後妻板を47号機のそれを使い、側板は前期型のものを流用。但し47号機とは屋根のカーブが異なるので、調整はしたそうです。正面窓の縁取りは自作です。ドアーは後期型用のものを高さを詰めて使用し、ヘッドライトは標準的な大きさのものに交換。ボンネットは47号機のものを流用しながら排気管の位置を変更するなど、手を加えてあります。
 台枠は前期型のものをそのまま使ってあります。
 今のところ1枚の写真しか見られないこの機関車を、豊かな洞察力と実行力でここまでモノにした努力が評価されました。資料が無いから出来ないと、言い訳をしていませんか?貴方は。

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