「さーて、木橋を作るゾ!」の巻


このモジュールで一番楽しい部分、それは何と云っても木橋の工作でしょう。これがやりたかったから、このモジュールを始めたんですから。様々な写真を見て、木橋の構造を頭に打ち込んで作業を始めました。



 

まず、枕木の下に垂木を接着します。そうでした、今回使った「木」は総てバルサ板から切り出しました。3〜5mm厚のバルサ板を用意しておき、各々3〜5mm幅に切って番手の荒いサンドペーパーでザクザクと削ってから、必要な長さに切って使いました。檜などの丸棒を使う手もあるのですが、いかにも丸棒を使いました然とした感じを嫌い、例え真丸でないにせよ(むしろ感じがイイので)若干不正確な丸棒にしたかったからです。作業自体は至って簡単ですからお試しあれ。ただ、そこいら中にバルサ粉が散ってしまいますから、ご用心を。因みにボクは女房に嫌がられました。削って出来上がった丸棒は、極く薄く溶いた黒で染めておきます。
 話を戻しましょう。枕木の下に4mm丸を貼り付けたら、縦柱が付く部分にも4mm丸を短く切ったモノを貼ります。今度は一番目立つ中央の縦柱です。これも4mm丸を使って、下の部分に5mm丸を半割りにしたモノを枕木方向に渡しました。



 

現物あわせで長さを決めた斜めの柱は5mm丸です。Vの字に掛けた補強の柱は3mm丸。ここまで行くと、つい車輛を乗せて悦に入ってみたくなるのが人情。ウヒヒ。
 一服したら前後の柱の製作に掛かります。今回は前後で表情を変えてみたかったので、違うタイプを選んでみました。写真左のタイプは普通のかたち(因みに撮影用に立たせたかったので上下逆です)。右のは柱で四方を囲い、板を打ち付けてあって、何とその中に石が入れられているタイプです。前者はあまり流れが当たらない部分に、後者はそうでない部分に使っているみたいですので、ボクもそれに倣ってみました。




これが一応出来上がった木橋です。実は前後の柱を付けてから、斜めの支柱を付けていないことに気づき、向かって左側の普通の柱に追加してあります。まだ、斜めの柱が地面から浮いています。
 その浮いた柱を誤魔化す意味もあって、もう一度小石を撒きました(以下、タイトル写真を御覧ください)。写真は木工ボンドがまだ乾いていない状態なのですが、ついでに流木も一緒に接着してしまいました。これは犬の散歩中に見つけたモノ。早く水を流し込みたいな。