Chapter.21「そして完成!」の巻

 

 

いつものように最後は化粧板を周りに張ってやろうと新聞紙で型を取り、近所の木工屋さんにベニヤ板の切り抜きを依頼。
その帰りにこれに塗る塗料を買いにホームセンターに行ったら、この春に26年間使ってきた事務所用の大きなファンヒーターのタンクが漏れてきて、粗大ごみに出したことを思い出した訳であり。ついでに買ってきてしまいました(^^♪。
数日後に「出来上がりましたよ〜」という連絡があり引き取ってきました(^_-)。

 

早速貼り付けたのですが、ウレタンフォームが垂直でなかったために隙間が生じてしまった訳であり。
撮影台とはいえ、やはり作品としてみっともないので何かで埋めなければならない。
プラスタークロスで埋めようかとも思ったのですが、水気のあるものを使って、もしかして他の処に水気が悪影響を及ぼすかも知れないので、紙粘土で充填することにしました。

 

隙間に紙粘土を充填して24時間放置したら、案の定固まったことにより「引け」が出来ていたので、そこにまた充填しておきました。
ここまで来たら慌てることはないですからネ(^O^)。

 

化粧板をダークグレーに塗り、完成後の最後に貼るプレートを貼ってやりました。
余談ですが、皆さんは「モデルワーゲン」というのは略称で、正式には「モデルワーゲン・スペツィアルクレーフテ」っていうことに気付いておられたでしょうか? クロコダイルのシルエットの中に小さく書かれている「あれ」です。
Modellwagen Spezialkrafteという綴りで、「Spezialkrafte」というのはドイツ語で「特殊技能者たち」という意味です。
年末の御挨拶になると名前がクレジットされる、森川幸一・松井大和・右 甚五郎・安藤佐吉・後藤又兵衛・伊達宗介というスタッフたちの事を示していて、松井は当社のトータルキットに使うバラシ図を担当(これはボクが描いた設計図面をもとに「この部品はここにこうやって使うのだろう」ということを正確に把握していなければ出来ない作業です)、右・安藤・後藤・伊達は組み立て&塗装&最終仕上げの技能者たちです。
こういった特殊技能を持った人たちの集団、それがModellwagen Spezialkrafteなんです(^^♪。
そんなことを思い浮かべながら、当社の製品を手にして頂ければ幸いです(^_-)。


記念に運材列車を置いて撮影してみました(^O^)。
台枠を切り始めたのが10月21日で、途中、乾燥待ちなどの時間もありますから、実質の作業時間は35日間といったところでしょうか。
あとは車両の出来上がりを待つばかりです(^_-)-☆。
しか〜し、仕舞うべきガラスケースの空きがない!