Chapter.17「実際に製材所を見に行く」の巻

 

さて、皆さんは製材所と聞いて、どのような情景を思い浮かべますか?
「大草原の小さな家」のお父さんが働いていたウォールナットグローブの会社?
「北の国から」の中畑木材?
人によりまちまちでしょうが、そこにどんな物があるのかは、案外判らないのではないでしょうか?
実際ボクがそうでした。
何となくイメージとしては判っているつもりでも、いざ模型化しようとすると、困ってしまうのです。
ならばという事で、雪に埋もれてしまう前に取材に出掛けてみました。
都合が良い事に、当社の近所には「安曇木材協業組合」という製材所があります。
(取材:2002年12月2日)

 

第一段階:丸太はまず樹皮を剥くことから始まります。

 

第二段階:皮を剥かれた木は加工場前に置かれて、次なる加工を待ちます。不恰好なものは選り分けられて、小さく加工されたりします。

 

第三段階:縦にカットされていきますが、この段階で長短にもカットされます。

 

第四段階:更に薄くスライスしたり、チップにしたり加工されます。
第五段階:おが屑は焼却炉で処分されます。

 

第六段階:出来上がった製品。角材は「上物用」と「土木用」とに分けられているのが判ります。



*因みに、長野県内の森林組合の知人に訊いたところ、丸太材(素材)の長さは3m、4m、6m(二階建家屋の通し柱用)が一般的で、木曽の運材車に載せて運ぶ桧の丸太材は神社の使う場合があるので、それに合わせて5mに切って運んだそうです。

*加工した材木の長さは1.82m、3m、4mが一般的だそうです。

*ということは、今回は丸太は35mm、46mm、69mmに、材木は21mm、46mmにカットしておくのが良さそうですね(^^♪。

*レイアウトひとつ作るのにも、このように色々と調べていくと楽しく、知識も豊富になっていきます。