地方私鉄の停車場を観察する


今回取材したのは、松本電鉄渕東(えんどう)駅。終点の新島々のひとつ手前の駅と呼ぶのもおこがましいような、小さな停車場です。あたり一面は田圃もしくはリンゴ畑で、はたしてこの駅を利用するのは一日に何人居るのだろうか?と思ってしまいます。片面のホーム、開放型の待合室など、どこにでもあるような駅の風情を見てみてください。
取材:平成15年11月5日 松本電鉄渕東駅

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街道から細い道を少し入ったところに停車場はあります。このようなシチュエーションは、他の地方鉄道でも多く見られます。鉄道への乗客誘致のための駐輪場も、時代の流れを感じさせます。記念樹でしょうか、春ともなれば桜も咲き乱れますが、今は初冬。紅葉が綺麗でした。


延長されたホームは作りが異なります。こういった感じも模型で表現してみたいですね。因みに降りているパンタグラフは、架線の霜取り用です。


ホームの裏側はすぐに田圃や畑になっています。境目に柵がある訳ではないのですが、手入れの行き届いた田圃と、雑草が生い茂る駅との違いでそれと判ります。